東大ゼミナール小金原校では夏の「学校見学の重要性」を生徒の皆さんにお伝えしています。

生徒の皆さんには授業や面談内で、各自の状況に合わせて見学する学校の候補をご提案しています。最良の春を迎えられるように、高校選びは非常に重要です。

今回のブログでは、生徒や保護者の皆さんからよく頂く質問にお答えする形式で、学校見学についてご案内します。

【Q】なぜ学校見学をする必要があるの？

【A】「なんとしてもこの学校に行きたい」という強い想いを抱くためです。

在校生や先生が作り出す学校ごとの空気感、校舎の学習設備や周辺の環境など、実際に高校に足を運ぶことでしか分からないことが沢山あります。私たちは機械ではありませんから、インターネットや紙面上の数値や情報だけで心を動かすことは困難です。ましてや、小中学生の感覚はとても敏感です。「明文化できる理由は無いけど、なんかビビッと来たから」という志望動機に突き動かされた先輩も数多くいます。その逆もしかりで「今までは第一志望にしていたけど実際に行ってみたら、なんか違った」という先輩もまた多くいます。小中高校時代は、人生の基盤となる価値観を形成する大事な時期です。入った後に「もっと色んな学校を見ておけばよかった」とならないように、ぜひ自分の五感を使って確かめて欲しいと思います。

【Q】いつから学校見学をするの？

【A】学校見学をする学年や学期において、早すぎるということはありません。

面談の中で、小中学生に大学見学を案内することもあります。学校見学は、見学すること自体が目的なのではなく、あくまでも今後の進路についてイメージを膨らませ、日々の学習に主体的に取り組むための手段の一つです。東ゼミの生徒・保護者の皆さんには、中1の1学期から高校見学の重要性を強くお伝えしています。受験勉強は「いつスタートを切るか」が重要ですので、生徒・保護者の方との合意形成ができていれば早ければ早いほど効果は大きくなります。

【Q】どうやって見学する学校を決めるの？

【A】三者面談や生徒面談の際に、生徒ごとの将来のビジョンに合わせて見学の候補を複数校紹介しています。

「将来のビジョン」というのは、なりたい職業という意味ではありません。「どんな生活をしたいのか」「好きなこと・得意なこと」「嫌いなこと・苦手なこと」「憧れのある分野や活躍の仕方」「どう在りたいのか」など抽象度の高い「価値観」を指します。その価値観に沿って、「高校や大学ではどのような生活を送りたいのか」「どういう仲間と出会いたいのか」と具体性を高めながら、「だとしたらこんな学校があるよ」というように見学の候補をお勧めしています。

【Q】見学に行って何を見ればいいの？

【A】まずは何でもいいので「素敵」「格好良い」と思えるポイントを見つけてきて欲しいと思います。

そのうえで、自分がその学校に楽しく通っている姿をイメージできるのか、卒業まで通い続けられる通学距離・時間かどうか、部活や行事・在校生や先生の雰囲気は自分に合いそうか、学習環境や指導体制はどうかなど、自分にとって関心の高い（これは外せないと思う）ことを確認してみてください。1校だけを見学してビビッと来ることは稀です。複数の学校を見学して比較することで、判断基準が出来上がってきて「この学校が最適だ」と思えるようになっていきます。

【Q】見学は友達と行ってもいいの？

【A】最終的に受験校は、ご家族の合意形成のもと生徒本人が決めなければなりません。

その意味では誰と見学に行こうと、本人がどう思うのかが大事です。しかし、面談の際には「見学はなるべく親子で行ってほしい」とお伝えしています。状況によっては「生徒だけで行ってもらった方がよい」こともありますが、原則は「親子の合意形成を図るイベントにしてください」とご案内しています。ぜひ帰りがけやご帰宅後に保護者の方から、「あの高校はこんな特徴があったね」とお子様にお話ししてあげてください。お子様もその高校に対して、より明確なイメージを持つことができます。

いずれにせよ、学校見学はとても大切な機会です。積極的に足を運んでいただければと思います。

見学する高校についてのご相談等はいつでも承っています。お気軽に教室までご連絡ください！

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