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塾に通う時期は「いつから」がベスト?入塾に後悔しないタイミングやメリットを小学生、中学生、高校生別にご紹介
興学社学園グループ
更新日 2022/10/06 作成日 2022/10/06
文部科学省公表の平成30年度「子供の学習費調査※隔年実施」では、学習塾へ通塾する小学生の割合は、公立小学校の4年生で40.3%、5年生で45.1%、6年生では51.6%と過半数を占め、学年が上がるにつれて小学生の通塾率が高い結果となりました。小学生の通塾率が増加傾向にある背景には、大学進学率の高い「公立中高一貫校」への注目の高まりがあります。一貫校や私立中学への合格は学校の勉強だけでは難しいため、中学受検の適性検査対策が通塾率の伸びを押し上げる原因となっていると言えるでしょう。
ただし、塾へ通う理由は受験対策だけではありません。この記事では「塾に通わせる理由」と「学年ごとの塾へ通いだす時期」、「塾へ通うメリット」を解説するのでぜひ参考にしてください。
いつから塾に通う?
塾は「いつまでに入ればOK」ではなく、最適な入塾時期は子供や目的によって変わります。塾に入る目的をふまえた、最適な入塾時期を見極めましょう。小学生、中学生、高校生それぞれの一般的な入塾の時期と必要性、理想的な入塾の時期について解説します。
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小学生
小学生が塾へ通う目的は、大きく分けると「授業内容の補習または学習習慣を身に付けるため」または「中学受験のため」です。
先述の文部科学省が公表した「平成30年度子供の学習費調査」でも、学年が上がるにつれて学習塾の費用も上がる調査結果が出ました。特に小学4年生から全体の学習塾にかける費用が高くなるため、小学4年生ごろから学習塾に通わせる家庭が多いことが分かります。
中学受験をしない場合
中学受験をしない場合、小学校の授業のカリキュラムが複雑になってくる小学4年生ごろから塾へ通わせるようになる家庭が増えてきます。「塾に通いたい・通いたくない」という子供の希望を優先させるのは重要ですが、できるだけ早い時期から塾へ通わせ、力をつけることが、子供の今後にも有利となります。
特に次の状況の場合は、できるだけ早い時期から塾へ通い、学習を習慣化させるのが重要です。
- 小学校の宿題をしない、または取り組むまでに時間がかかる
- テストにケアレスミスが目立つ
- 特に習い事など打ち込むものもなく、毎日なんとなく過ごしている
学校の授業についていけない、理解できない場合も通塾する目的となります。「これまではほとんど満点だった学校のテストが、急に70点前後になってきた」など、子供の得点力の低下が明らかになってきたときが、通塾を決めるタイミングの目安となるでしょう。
中学受験をする場合
中学受験対策をスタートする時期は、一般的には小学3年生の2月ごろがベストと言われています。これは中学受験に必要な学習範囲を勉強するのに、約3年間かかると考えられているためです。小学4年生への進級をひかえた2月からスタートさせる理由としては、春からは本格的な中学受験勉強へシフトする必要があるためです。実際に中学受験対策を行っている学習塾では、小学3年生の2月ごろから中学受験対策のカリキュラムをスタートさせる場合が多くなっています。
以上から、中学受験対策のために塾へ通わせる最適なタイミングとしては、小学3年生の2月ごろが一般的となっています。子供の環境や授業のカリキュラムをふまえると、春休み前である小学3年生の2月ごろから塾通いをスタートすることで、余裕をもって中学受験の準備ができるためです。
中学生
難関校や実力より高いレベルの高校を目指す場合
高校受験で難関校や今の実力より高いレベルの高校を目指す場合には、「できるだけ早く入塾する」「最低でも中学2年生の2~3月までに入塾する」のがおすすめです。近年の高校入試、特に難関校の合格は、塾なしでは難しいと言われています。入試の出題傾向や内容は年々変化するため、入試情報を集めて対策をしなければいけないためです。個人で入試情報を集めるのは限界があり、難しいため通塾が必須となります。入塾の時期が早ければ早いほど、中学生の学習内容すべてを終えられ、余裕をもって入試対策に時間を充てられます。
高校受験では、入試対策だけでなく内申点対策も必要です。内申点の基準となるのは地域によって異なり、中学3年生だけでなく中学1年生からの成績や態度なども対象となる場合もあります。できるだけ早く入塾することで、学習習慣の定着や、内申点対策にも有効です。
学校の成績を上げたい場合
中学校の成績を上げたい、または授業の理解への遅れを取り戻したいときには「危機感を感じたらすぐ入塾する」のがおすすめです。中学校の勉強は学年が上がるにつれ難易度が上がり、範囲も広くなります。一度授業の内容についていけなくなると、遅れを取り戻すのに多くの時間が必要です。
塾へ入るタイミングが早ければ早いほど基礎力が付き、授業の遅れも早く取り戻し成績アップにつながります。学校の勉強に対して危機感を感じたら、できるだけすぐに通塾を検討してみましょう。
高校生
国公立大学を志望する場合
大学受験対策の塾通いをするタイミングは、国公立大学、私立大学いずれを目指すかでも異なります。ただし、大学受験のための弱点の洗い出しや苦手克服、勉強の習慣づけには時間がかかります。高校3年生からの通塾では遅いため、最低でも高校2年生ごろから通塾することになります。
国公立大学を目指す場合、大学受験対策の塾通いをはじめる理想的な時期は高校1年生の春~夏ごろです。国公立大学入試で必須となる大学入学共通テストでは、多くの大学が5科目以上の受験を必須としています。受験科目が多いことから大学受験対策のために学習する範囲や内容も必然的に多くなります。高校1年生のころから塾に通って準備をはじめれば、しっかりと大学入学共通テスト対策のための学習時間が取れるでしょう。
私立大学を志望する場合
私立大学を志望する場合もできるだけ早く通塾をはじめたほうが大学入試に有利となりますが、高校2年生ごろからの通塾でも間に合う場合もあります。ほとんどの私立大学の受験科目は、1教科~3教科のためです。国公立大学受験よりも入試対策として勉強が必要な範囲が少なくなります。
ただし私立大学受験では受験科目数が少ない分、入試で問われる内容が難しくなる傾向にあります。特に難関と呼ばれる私立大学の入試問題は、高校の授業内容よりもはるかに高いレベルの内容を問われる場合も多いです。「私立大学は国公立大学受験より易しい」とは限りません。私立大学受験でも通塾をふくめて、できるだけ早く大学受験対策をはじめた方が良いでしょう。
塾の選び方についてはこちら:失敗しない!子供に合った塾の選び方
入塾におすすめの季節(月)ってあるの?
入塾を検討するとき、どのタイミングで入塾すれば有利になるか気になる人も多いでしょう。最もおすすめのタイミングは、学年が切り替わる前の3月(春休み)からです。春休みから塾に入るのをおすすめする理由には、次のものがあります。
①春休みはほかの長期休みと比較すると、出される学校の宿題の量が少なくなっています。部活動でも春休みに開かれる大きな大会は少ないです。宿題や部活などの学校関連での負担や予定が少ないため、塾の勉強に集中しやすくなるでしょう。
②3月は新学年へ移る季節です。春休みに学年の総まとめをして復習や弱点の洗い出しができます。自分の苦手なところや対策すべきところを押さえられるため、不安なくスムーズに新しい学年の学びに入れるでしょう。
③とくに集団授業形式の塾では、3月から新しい学年のカリキュラムがはじまることが多いです。4月になってから入塾すると、すでに周りの生徒は進んでしまっていて、自分だけ1ヶ月分遅れた状態でのスタートとなってしまいます。
塾に通わせるメリットについて
①学習習慣が身に付く
塾に通わせることで、勉強を生活習慣として身に付けられるというメリットがあります。そもそも塾は「勉強をさせる場」のため、自分から勉強しないタイプの子供でもしっかり勉強するようになるシステムが作られています。また、塾に通うことで放課後の一定時間を勉強に使うようになり、必然的に勉強が生活習慣の一部となります。
②勉強へのモチベーションが高まる
塾には同じ目標をもった同世代の仲間が集まります。切磋琢磨することでひとりで勉強するよりもモチベーションが高められるでしょう。
勉強へのモチベーションが高いと、以下のような効果が期待できます。
- 集中できるため効率よく勉強できる
- 簡単に諦めなくなる
- 勉強を持続できる
- 勉強へ前向きに取り組めるようになる
③受験対策がしっかりできる
塾では受験対策のための方法や情報をしっかりと得られるメリットがあります。独学で受験勉強を進めても、志望校の出題傾向や内容が把握できないため、何を勉強していいか分からない、ということもあるでしょう。入試情報を自力で入手して勉強を進めても、思うように成績が伸びなかったり、ペース配分がうまくいかなかったりなどの悩みも出てきます。
塾に行くことで、受験の知識を持った講師から勉強方法や志望校の入試情報などのサポートを受けられます。不安なく受験勉強にのみ集中できるでしょう。
④学校よりも早いペースで学べる
塾は一般的に学校よりも授業の進度が早いため、予習として先のカリキュラムを学べる(先取り学習)メリットがあります。塾であらかじめ授業で教わることの全体像を把握したうえで授業を受けられるため、学校の授業の理解度がより上がります。さらに塾では学校の授業よりも難しい問題を扱うため、子供の学力をさらに向上させることも期待できるでしょう。
⑤復習のサポートをしてくれる
塾では勉強の復習のサポートも行っています。学校の授業が分からなくなると置いて行かれ、その後の授業についていけなくなり、そのままでは苦手意識が芽生えてしまったり、勉強が嫌いになったりする可能性もあります。塾では学校の授業で分からなかったところを質問できるため、復習で理解し、苦手克服にもつながります。学校の授業のペースにも遅れずに勉強を進められるでしょう。
子供の気持ちを大事にしつつ、適切な道へ導く
「成績を上げたい」「難関校に合格したい」などの明確な目標がある場合は、合格するための方法やスケジュールなどを子供と共有したうえで、早めに通塾をはじめる必要も出てきます。大切なのは子供に「行かされている」「勉強させられている」といった強制力を持たせず、あくまでも子供の自主性を重視した学習環境を整えてあげることです。
親の都合だけで塾に行かせるのではなく、子供の学校での成績、学習状況、志望校、本人の意欲などさまざまな要因をふまえたうえで、塾に通いはじめる時期を検討するのが重要です。子供本人に塾へ行く意欲がなければ、塾の方針になじめないなどで通塾が無意味となる可能性も考えられるため判断に迷うケースもあるでしょう。
興学社学園グループの各教室では、通塾に関する面談を随時行っております。お子様の意思を尊重しつつ適切な道に導いてあげるべく、プロ講師が丁寧にアドバイスをいたしますのでまずは気軽にご参加ください。
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