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今しかない!夏休み前にすべきこと③~目標を決める~
プリンス進学院 南大沢校
更新日 2021/06/30 作成日 2021/06/30
1学期の復習をして、現状を把握したら、目標を決める段階に入ります。
この目標の決め方が重要です。
他者から強制された目標(外発的動機)は、残念ながら飾りになってしまい、行動とは結び付きづらいです。
自分の内なる声を聞き、湧き出てくる希望を汲み取り、挑戦したいという想い(内発的動機)があってこそ行動に結びつきやすくなります。
その成功確率を高めるためには、生徒本人の希望に対して、応援団である保護者や教育者が共感し、一緒に合意形成をしながら行動計画を共有することが効果的です。
これまで数千人の生徒・保護者の方と面談をしてきて、成長しやすい目標設定の仕方にはいくつもの共通項がありますのでご紹介します。
【目標設定は、あくまで「理想」に拘る】
生徒本人も、保護者の方も心配されるのが、「目標を掲げるのはいいけど高くて到達できない目標なら意味ないんじゃないかな…」という点です。
現にプリンスに入りたての生徒は、そもそも目標を定めていないか、今までの努力量の範疇で届きそうな目標を設定していることがほとんどです。
確かに、高い目標をお題目的に掲げるだけで、中身の伴わない夢物語になってしまうのは心配です。
しかし、目標を達成できるかどうかは、目標の高さに左右されているのではなく、行動計画の質と実行できているか否かに左右されています。
よって、はなからすぐに手の届く目標を掲げることで目標達成ができるようにコントロールをしていると、大きな成長や夢の実現には遠く及ばない状況に陥ってしまいます。
もちろん、目標達成を習慣化させたり、スモールステップを踏むことで自信をつけて、学習習慣を獲得するときには小さな目標を定めた方がよいこともあります。
現に、「千里の道も一歩から」とあるように、小さな積み重ねがやがて大きなことにつながるので、目の前の小さな目標達成を疎かにしてはいけません。
ただ、「なりたい自分」「将来やりたいこと」「行きたい学校」など、比較的中長期で見据える目標については、まずは本人が「どうしてもこうしたい」と心から納得できる大きな目標を掲げさせてあげてください。
例えば、お子さんが「前回60点だった英語のテストで、次回は実現可能な63点を目指す!」と宣言していたら、「もうちょっと頑張ってみない?」と思われるのではないでしょうか。
だからといって「じゃぁ100点を目指す!」となると、今後は「もう少し現実を見ようよ…」と心配になるのですが、ここがポイントです!
お父さんお母さんが心配に思った点を深堀すると、実は「目標」よりも、「目標達成に向けて実際に行動できるのか」という観点ではないでしょうか?
日々忙しいお父さんお母さんが、限られた時間の中でお子さんと会話をするときに「次は100点を目指してみる!」「○○高校を目指してみる!」→「もっと足元を見て、現実的に考えなさい」というやり取りだけで終わってしまうと、「高い目標を掲げること=よくないこと、評価されないこと」という認識だけがお子さんに刷り込まれてしまいます。
どのお父さんお母さんも、我が子に沢山成長して欲しいと思っているのに、思わぬところでボタンの掛け違いが生じてしまいます。
ですので、応援団であるお父さんお母さんには、目標の難易度自体を下げることではなく、掲げた目標を達成するための行動計画が破綻していないか、実際に行動できているかを見守る役割を私たちと一緒に担って頂ければと思います。
【行動計画は、緻密に「逆算」と「積み上げ」を行う】
ということで、本人が本気なのであれば、目標がどれだけ現在の実力と乖離していようと応援する姿勢を示してあげてください。
お父さんお母さんが心配されている通り、問題なのは「目標を掲げた後の行動」です。
小中学生は、豊富な経験値を持っているわけではありませんから、目標から逆算をしたり、自分の力量を踏まえてどこまでたどり着けるかを正確にはじき出せるわけではありません。
そこで、人生の応援団である「保護者・教育者」が行動計画の立案と実行に対してサポートを行います。
計画を作るときには、「積み上げ」だけでも「逆算」だけでも不十分です。
特に生徒だけで計画の立案をすると、どうしても積み上げ式の考えに偏りがちです。
そうすると、目標には及ばなかったり、途中で諦めやすくなってしまいます。
もちろん、その失敗も含めて学びなのですが、入試を代表とするテストには明確に期限あります。
その期限において目標としている成果を出すためには、無理やりにでも行動計画を上方修正する逆算的な発想が必要不可欠です。
南大沢校で生徒と行っている行動計画の定め方は以下の通りです。
①まずは自分ができそうな行動計画を自ら立てさせる
②そのうえでゴールから逆算した行動計画を講師から示す
③その差をどのように埋め合わせるのかを合意形成する
④あとは計画通りに進んでいるかを定期的に確認をして適宜軌道修正を行う
特別なことはしていませんが、当たり前のことを当たり前に行うことほど難しいものです。
繰り返しになりますが、重要なのは目標を掲げた後の行動です!
行動目標は具体的でなければすぐに破綻してしまします。
計画を立案する際には、感覚的な「しっかり」「ちゃんと」「なるべく早く」「たくさん」という言葉ではなく、期限やページ数・問題数、あるべき状態をより具体的に定めましょう。
そして、計画通りに進んでいない場合は、「なぜできていないのか」だけでなく「どうしたらできるのか」を一緒に考えるとうまくいきやすくなります。
夏期講習会前の今こそ、改めて時間を取ってこれからについて話し合う機会を作りましょう。
そして、プリンスの面談で、最新の情報をもとに合意形成をしましょう。
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