プリンス進学院 古淵校

プリンス進学院 古淵校

  • 写真:2枚
  • アクセス数:26577
  • 進学塾、予備校、各種学校

プリンス進学院 古淵校

お申込み・お問い合わせはこちら

042-768-8081

「ホームページを見た」とお伝え頂くとスムーズです

今の大学受験で求められている力~読解力~

プリンス進学院 古淵校

更新日 2023/06/22 作成日 2023/07/05

本日は、最近の大学受験で強く求められている力でもある『読解力』についてお話します。『読解力』は大学受験に限らず、高校受験でも必要不可欠な「学力の土台」とも言うべき力です。これからの社会では確かな『読解力』がこれまで以上に求められるからこそ、大学受験や高校受験でその力が問われるようになっているのだと思います。確かに、玉石混交の大量の情報が簡単に手に入る時代ですから、その情報を正確に読み取り処理していく力は、何を差し置いてでも身に付けておかなければならない力なのでしょう。

皆さんも「大学入学共通テスト」という言葉を耳にしたことがあると思います。大学入学を志願する人に対して、高等学校における基礎的な学習の達成度を判定することを目的とした試験です。 2021年度の大学入試において、「大学入試センター試験」から名称を変更して導入された日本最大規模のテストなのですが、その内容で、近年大きな変化を見せていることがあります。それが「文字数の増加」です。

文系・理系を問わず必要となることが多い科目である「英語」では、センター試験最後の年の文字数は4328文字でしが、2023年の共通テストでは5977文字になりました。実に1649文字増えているのです。もう少し具体的に見ていきましょう。

高校3年生の英語の1分間の読解文字数は、平均約75文字と言われています。5977文字を1分間75文字のスピードで読めば、約80分かかることになります。しかし、「英語」の試験時間も「80分」なのです。つまり、これまでの高校3年生の平均的な読むスピードでは、読むだけで試験時間を使い切ってしまい、問題を解くところまで手が回らないということになりかねません。

この傾向は、もう1つの主要科目である「数学」にも見られます。センター試験最後の年の「数学ⅠA」は3465文字でしたが、2023年の共通テストでは4900文字でした(1435文字増加)。また、「数学ⅡB」では2975文字が5320文字となりました(2345文字増加)。実に約2倍の文字数です。実生活の中の具体的な場面設定や会話文を読み解き、その中にある数学的要素から「数学」の問題が出題される形が取り入れられたことが大きな要因の1つですが、ここにもこれからの時代を見据えた「脱パターン化」の傾向が見て取れるのです。

『読解力』と一言でまとめていますが、文章を読むスピードだけでなく、文章の主旨や構成を把握する力、複数のグラフや図表の関連性を読み取る力など、いくつかの具体的な力の総称が『読解力』です。その力の鍛錬は、大学受験をするかしないか、その合否がどうなるか、というような段階のお話とは関係なく、これからの社会で自己実現をしていくためにはどうしても必要なことなのです。

『読解力』を鍛えるには、高校受験や大学受験を見据えて目の前の学習に真剣に取り組み、それを継続することが一番の近道です。何かを暗記することで短期間に身につく力でもありません。触れている文章を正しく理解しようと心がけ、その量を増やしていくしかありません。一方で、少し視点を変えれば、『読解力』の鍛錬は「国語」の時間だけで取り組むものではないことに気づきます。いつでも、どこででもできるのです。日々の生活の中で触れる様々な情報に対して「正確に読み取る」ことを心がけて向き合うことは、『読解力』を磨くという観点から見ても、とても大切な「心がけ」なのではないでしょうか。

▼2023夏期講習会 受付開始のお知らせ


=お問い合わせ・お申し込みはこちらから=



  • 進学塾、予備校、各種学校

最近見た教室