合格体験記

2021年度

諦めなければいつかは乗りきれる

進学校

明治学院

合格校

八王子学園八王子(文理特進)

■出身校舎

プリンス進学院若葉台校

合格校

八王子学園八王子(文理特進)

■出身校舎

プリンス進学院若葉台校

  • 志望校を決めた経緯を
    教えてください

    明治学院高校を志望校に決めた理由は、学校の雰囲気と、英語科に力を入れているということです。私は英語が好きで、高校では英語に重点を置いて勉強していきたいと思っていました。そんなときにプリンスの先生から紹介してもらったのが、この高校でした。学校見学に行ってみると、綺麗な校舎、パイプオルガンのある教会、部活動に励む在校生の方々に、とても感動しました。コロナウイルスの影響であまり校舎内を見学できませんでしたが、自分もこの高校に入りたいと強く思いました。

  • 合格までの道のりを
    教えてください

    この高校に合格できた道のりは、よくドラマで見るような、毎日やる気と根性で満ちあふれたものではありませんでした。もちろん志望校を決め、これからだというときはやる気でいっぱいでした。しかし、本格的な受験勉強を始めてからは、日々やる気がなくなっていきました。10月の模擬試験の時点で、自分の偏差値と志望校の偏差値の差は10。今まで偏差値を上げることも大変だったのに、「今から4カ月で10も上げるなんて無理だよな。しかもこの時期みんなも頑張るし」と何度も思いました。しかしそのとき、塾の先生に「まだ時間はあるから、これから偏差値65くらいまで上げられたらいいよ」と言われたことで、絶望感を危機感に変えることができました。それが合格への第一歩だと思います。

    まず私は、英単語、慣用句、熟語などの暗記系を覚えようと思いました。英語の長文をいろいろな学校から取ってきて、わからなかった単語を単語帳にまとめました。このとき私は、夏期講習会などでの小テストを真面目にやっていなかったことを後悔しました。暗記系を覚えたと思ったら、次に待っていた課題は数学と国語の読解力でした。私は昔から国語と数学が苦手で、正直この2教科はもう手遅れだと思いました。しかし、後悔だけはしたくないという思いから、この2教科はとにかく過去問を解きました。毎日何年分やると決めて、いろいろな学校の問題をとにかく解いて、特に数学は解き直しに力を入れました。すると、12月の模擬試験で目標としていた偏差値まで上げることができました。

    しかし、本当の戦いは入試一週間前からでした。あと一週間しかない。倍率は4倍。過去問で点数が全然取れていない。偏差値は上がったけれど、まだ足りていない。この状態で合格できるわけがない。そう思いました。特に倍率。4人に1人しか受からないと考えると、自分なんか受かるわけがないと思いました。勉強しようと思っても、どうせ無理だし、とやる気が湧かない。そうやって勉強していない自分を見て、直前にこうになったらもうだめだとまた自信をなくす。自分で自分の首を絞め続けていました。母親の「これだけ頑張ってきて、ここで諦めちゃうの?」という言葉で、このままではだめだと思いました。

    ようやくやる気が出たのは、入試3日前でした。入試本番はあまり緊張せずに挑むことができました。前年度までの問題とは傾向が全く変わっていたのもあり、自信はありませんでした。後悔はしていなかったので今までの自分を信じて番号を探しました。自分の番号を見つけたときは嬉しさよりも驚きの方が大きく、合格証書をもらって初めて実感が湧きました。今でもあの嬉しさは忘れられません。

  • 高校入試で学んだことを
    教えてください

    高校入試を通じて学んだことは二つあります。一つ目は、諦めなければその道はどうであれ最終的には上手くいくということです。自分の目指すところがあったとき、どんなに大きな壁が向かってきても、諦めなければいつかは乗り切れる。つまり、決して諦めてはいけないという単純なことが高校受験を通してわかりました。 二つ目は、周りの人の支えがどれだけ助けになるかということです。推薦入試に落ちたとき、偏差値が思うように上がらなかったとき、もうだめだと思ったとき、いつもモチベーションを上げてくれたのは家族、塾の先生、友人でした。もしも自分の周りに誰も支えてくれる人がいなかったら、絶対に合格できなかったと思います。自分にとって、周りの人の存在というのがどれだけ支えになるか。高校受験を通してとても強く感じました。

  • 支えてくれた人や後輩への
    メッセージをお願いします

    高校受験を通して、感謝したい人はたくさんいます。お弁当を作ってくれたお母さん、質問をすると細かく教えてくれた塾の先生、プリントを「頑張って!」と言って渡してくれた事務の先生、やる気がないとき、「一緒に合格しようね」と言ってくれた友人、本当に感謝しています。高校に入学してもこのときのことを忘れず、日々目標に向けて頑張っていきたいと思います。

    これから受験を迎える皆さん、受験はつらいものですが、合格できたときの喜びは、それを忘れさせるくらい嬉しいものです。絶対に諦めないで、頑張ってください。応援しています。