合格体験記
2021年度
気持ちを強く持つことの大切さ
進学校
都立八王子東
■出身校舎
プリンス進学院八王子楢原校
■出身校舎
プリンス進学院八王子楢原校
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志望校を決めた経緯を
教えてください僕が志望校を八王子東高校に決めたのは中学2年生の冬でした。それまでの志望校は八王子東高校ではなかったのですが、塾の二者面談で「もう少し上の学校を目指してみようよ」と言われたのが志望校を変えるきっかけでした。その二者面談では高校の大学進学実績や偏差値を見ました。そのときは自分には行けるはずがないと思い、ネガティブな気持ちでいましたが、先生から「あなたならできる。もう少し上を目指してみよう」と言葉をもらい、頑張ってみようと思いました。
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合格までの道のりを
教えてください中学2年生になってバドミントン部の副部長を務めることになったこともあり、部活動に熱中していきました。体育館を借りてダブルスの練習をするなど、部活動のない日でも練習に打ち込んでいたので、塾の勉強との両立は本当につらかったです。しかし、塾の授業は楽しく、面白い先生にたくさん笑わせてもらい友達と一緒に切磋琢磨していくことができたので、つらくても部活と勉強両方頑張れました。
中学3年生になるといよいよ受験生だという意識が高まってきました。その一方、世界で新型コロナウイルスが大流行し学校は休校になり、塾の授業がリモートになるなど例年とは違うスタートを迎えることになりました。塾のリモート授業ではインターネットを通じて行うので、ネット環境が悪くなるとエラーが発生し、自分だけが強制退去させられるという事態も起こりました。しかし、わからない問題は画面の向こうにいる先生に質問し、メモをするなど積極的に授業に参加しました。
夏休みに入り、夏期講習会が始まりました。部活もコロナウイルスの影響を受けましたが、最後の大会は地区大会までならできるとのことでしたのでダブルスの練習に取り組みました。シングルスなら負けたら負けたで諦めがつきますが、ダブルスはペアの相手の気持ちも尊重しなければいけません。自分だけ勉強に一点集中するというわけにはいきませんでした。
中学1年生から塾と部活の両立をさせてきましたが、やはり受験の山場である夏休みとの両立は大変厳しいものでした。午前中は部活、午後は部活を中断して塾に行き、帰ってきて宿題をするといったスケジュールの日もありました。しかし、ここで諦めたらきっと後悔してしまうと思い、必死に食らい付いていきました。最終的に最後の大会では入賞することができ、偏差値は夏休み前と比べて少し下がってしまいましたが、全力を尽くせたので後悔はありませんでした。
いよいよ10月に入り、受験が近付いてきました。そして、自校作成対策模試を受けました。結果は微妙でした。テストとなると気持ちが弱り、周りのペンの音のせいで焦ってしまったのが反省点でした。もっと取りたいと思ったし、この得点力で受かるのかと何度も思いました。しかし、この悔しい気持ちを持ち続け、頑張っていこうと決心もできました。
12月になり、内申が発表されました。自分が目標としていた内申点を取ることができました。本当に嬉しくて内申点のありがたみがひしひしと伝わってきました。この内申点だったらいけると自信も湧いてきました。学校の面談で推薦入試を受けてみないかと言われ、推薦入試を受けてみようと決心しました。
12月も後半に差し掛かり、冬期講習会が始まりました。国語の授業では小論文を書き、自分は文章力がないことに気付きました。自分でも意味のわからない文章を書いて、先生に何度も授業で読んでもらいました。クラスの中でもワースト1位だったのではないでしょうか。これはやばいと思い、作文の猛練習をしました。だんだんと「今回はよかったぞ」と先生からも言われるようになり、作文を書くことが上手くなっていくのを感じていきました。
ついに推薦入試本番。40枚ほどの作文用紙を持参し、なんとか自信を持ち続けようと努力しました。内申点には自信があったので、小論文は大失敗をせずに落ち着いて書くことを心掛けました。推薦入試が終わり、あまり合格の自信はなかったのですが、やりきれたという実感がありました。待ちに待った合格発表の日。そこには自分の番号がありました。とても嬉しかったし安心感が込み上げてきました。先生方や祖父母に合格の報告をするうちに合格したという実感も生まれてきました。 -
高校入試で学んだことを
教えてください僕が高校入試で学んだことは、気持ちを強く持つことの大切さです。模試の結果があまり良くなくても小論文が苦手だと感じていても、めげずに逃げないことが大事だと実感したからです。逃げなければ必ず合格するチャンスは来ると知ることができたからです。 後輩の皆さんに伝えたいことは三つあります。まず一つ目はコツコツと勉強することです。部活で忙しい人もいるかと思いますが、中3になる前から勉強していればそれだけでもアドバンテージとなり、中3で行き詰まってしまっても勉強し続けることができると思います。逆転合格などは求めずに、ゆっくりと、そして着実に学力を身に付けていけばいいと思います。 二つ目は他人と比べすぎないということです。他人と比較しても何も起こりません。自分はダメかもしれないと余計に不安になるだけです。ですから、他人と自分を比較しすぎずに、過去の自分と比較し成長してください。 三つ目は全力を尽くすことです。受験勉強をしていると、一生終わらないのではないかと思うかもしれませんが、そんなことはありません。いつか終わるときが来ます。終わったときに後悔だけはしてほしくありません。受験の結果はどうであれ、自分はやりきったと思えるようなゴールにしてください。
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支えてくれた人や後輩への
メッセージをお願いします支えてくれた人たちには感謝の思いでいっぱいです。本当にありがとうございました。いつも面白い授業をしてくれるプリンスの先生方や、弱気になった自分を励ましてくれた母。頑張れと応援してくれた友達。この人たちがいてくれたからこそ、自分は合格することができました。これからもこの感謝の思いを忘れずに日々努力していこうと思います。