合格体験記

2021年度

先生方の教えに応えるために

進学校

東京工業高専(物質工学)

合格校

工学院大学附属(ハイブリッド文理先進)

■出身校舎

プリンス進学院上溝校

合格校

工学院大学附属(ハイブリッド文理先進)

■出身校舎

プリンス進学院上溝校

  • 志望校を決めた経緯を
    教えてください

    中学2年生のとき、私は東京高専を志望校に決定した。自分の興味のある理系教科に力を入れて勉強できると思ったからだ。初めは憧れ程度だったが調べるうちに何としても行きたい志望校となった。

  • 合格までの道のりを
    教えてください

    最初の模試では合格率20%だった。原因は、中学2年生の後半あたりから英語が伸び悩み、数学との偏差値の差が20にもなっていたことだ。だが、まだ中学2年生だと思い、私は勉強に身が入りきっていなかった。そんなとき母の調子が悪くなり始め、母が行っていたぶんの家事を父と手伝うことが増えだした。そのまま中学校3年生に上がり、1学期の期末テスト。母の体調が心配で、家事が大変で、勉強にあまり集中できなかった。もちろんそんな状態で良い点が取れる訳もなく、成績が下がっていた。まずい、心の中では感じても、勉強にいまいち集中できないでいた。

    時は進んで2学期。高専に推薦で出願するためには内申36以上が必要だった。恥ずかしいことだが、1学期の内申は36に届いていなかった。ここで取れないとチャンスが減ってしまうと思い、私は焦った。だが、またも勉強に身が入りきっていなかった。1学期よりは点が取れていたが、それでも足りないかと思った。結果、内申36以上にはなっていて、推薦の出願もできるようになった。だが、あろうことか私はそこで満足していた。そのままずるずると推薦で受かればいいなと過去問を解いていた。やはり、まだ身が入りきらず、面接を迎えた。結果は不合格。そこから一般に気持ちを切り替え、覚悟を決めて入試当日まで勉強した。

  • 高校入試で学んだことを
    教えてください

    私が推薦に落ちるときまで、去年までの合格最低点を超えたことはなかった。親や先生方に「本当に行きたいならもっと頑張らなきゃだめだ」と言われたとき、自分自身に問い掛けた。そして本当に行きたいと決意したとき、急激に得点が伸びてきた。理由はいたって簡単で単純だ。わからなかった問題を塾に来て教えてもらうようになったからだ。先生方はわかりやすく、わかるようになるまで、授業の間の時間も使い、教えてくれる。教わったことが身に付くだけでなく、自分をここまで助けてくれる人たちがいるという事実が心を支える。

  • 支えてくれた人や後輩への
    メッセージをお願いします

    最後の1カ月、自分の力を全て先生方に応えるために使った。全力で取り組んだ1カ月は短かった。だが、先生方に教えていただいていた時間は長かった。密度の濃い教えを受け、得たものは勉強だけではない。これからの生活でつまずくことは間違いなくある。そんなときも先生方への感謝を胸に、乗り越えていきたいと私は思う。今まで本当にありがとうございました。