合格体験記

2021年度

死に物狂いで勉強してやろう

進学校

県立東葛飾

合格校

芝浦工業大学柏(グローバルサイエンス)
駒込(特S)

■出身校舎

東大ゼミナール新松戸校

合格校

芝浦工業大学柏(グローバルサイエンス)
駒込(特S)

■出身校舎

東大ゼミナール新松戸校

  • 志望校を決めた経緯を
    教えてください

    「お前、勉強好きならトウカツ行けよ」。私が机で勉強していると、唐突に父が言いました。当時5歳だった私は「トウカツ」が何のことかもわかりませんでしたし、ただ首をかしげることしかできませんでした。すると、横で母が「勉強をたくさんしないと入学できない高校よ」と軽く説明してくれました。私はそのとき、特に目的もなく勉強することが好きでした。ですからとりあえず東葛飾高校を目標に勉強を続けることにしました。

    そんな私が小学校高学年になったとき、友人が東葛飾中学校を受検することになりました。その日から友人は私と登下校を共にしなくなりました。そして脇目も振らずにとにかく勉強するようになり、結果は合格。その後、友人と会ったときには私とは到底違うレベルの人間に思えて仕方がなかったです。同時に私も同じレベルの学力を身に付けたい、友人の見ている世界を見たいという思いになりました。そこから中学校3年間、私は「東葛飾高校」だけを見て勉強していきました。

  • 合格までの道のりを
    教えてください

    中学校1、2年生の定期テストの順位はほとんど10位以内でした。しかし父は「東葛はきついんじゃないか?」というばかり。私も「次は、5位くらいは取るし」とは言うものの、言うだけで取れませんでした。自分、緩んでいる、まずい。そう思って試しにテスト期間中は勉強以外考えないことにしました。するとその定期テストで自己最高順位を取ることができました。

    夏期講習会の時期には朝数学の問題集を解いて、東ゼミに行き、東ゼミから帰ったあとは3日前に習ったことの復習と明日の予習をしました。なぜ「3日前」の復習かというと、その日の復習は問題が解けて当然、しかし3日前となると忘れている問題も出てきます。その問題を思い出すことが確実に知識の定着につながるからです。予習、授業、復習で夏期講習会は知識の定着に努めました。配布されたテキストで解けない問題はないようにしました。すると8月のコンピューターテストではSクラス最高点を5教科で取ることができました。それからも私は受験勉強により一層精を出しました。

    10月のある日、私はいつものようにクラスで一番早く学校に登校して勉強していました。すると一人のクラスメートが教室に入ってきて勉強し始めました。二人きりの中、その人は私に第一志望校を訪ねてきました。私は「東葛」と答えました。するとその人は「言いづらいけど、君にはその学校は敷居が高すぎる。今からでも諦めるべきだよ」と言いました。私の心は急速に冷めていきました。恐らくその人は単なる嫌味のつもりでそう言ったはずです。しかし当時の私は「東葛飾」の文字しか頭になかったので、その言葉を真に受けて死に物狂いで勉強してやろう、と思いました。

    それから私は食事や入浴しているときも含め、常に勉強しました。起きてから眠る寸前まで苦手な問題の解き方を考えました。ケアレスミスをしてしまった問題も全て把握し、受験当日にないようにしました。その結果、発表当日には「合格」の二文字を勝ち取ることができました。

  • 高校入試で学んだことを
    教えてください

    一つ目はなるべく早い時期に自分の行きたい志望校を見つけることです。人は目標がなければ努力することができません。私の場合は東葛飾高校でした。幼い頃から東葛飾高校に行きたいと強く心に抱いていたのでここまで頑張ることができました。 二つ目は諦めないことです。周りの意見やその他のことなど気に掛けず、自分がやると決めたことは最後まであきらめずやりきることが大切です。目標を達成するためにどうしたらよいのか、効率と行動を考えて実行していくことを、受験を通じて学びました。

  • 支えてくれた人や後輩への
    メッセージをお願いします

    私はこの十年間でいろんなことを教えてくださった全ての人に感謝をしたいです。「あなたが教えてくれたことが今の私を作っていて、私は夢を一つ叶えることができました」と伝えたいです。後輩の皆さん、何事もなせば成ります。まずは自分の勉強の仕方や行動を顧みてみてください。そこから受験への第一歩が踏み出せるでしょう。