合格体験記
2021年度
失敗するからこそ人は成長する
進学校
都立日比谷
合格校
帝京大学
桜美林(特進)
■出身校舎
プリンス進学院鶴川校
合格校
帝京大学
桜美林(特進)
■出身校舎
プリンス進学院鶴川校
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志望校を決めた経緯を
教えてください日比谷高校を志望校にしたのは、中学1年生の冬でした。学校見学に行ったとき、駅から高校へ向かう途中、巨大なビルがいくつも建ち並んでいたり、高校の教室の窓から国会議事堂が見えたりして、都会の雰囲気を強く感じました。それをきっかけに僕は、日本の中心地で勉強することに強く憧れるようになりました。
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合格までの道のりを
教えてください日比谷高校を目指した当時は、偏差値も内申も日比谷に全く届いておらず、レベルを下げるかどうか何度も迷いました。しかし、それでも諦めず中学2年生になってから、まずは偏差値を上げるために英語と数学の予習をするようになりました。その結果、勉強量が増えて少しずつCT(学力判定テスト)の偏差値が上がり、塾の授業もより理解できるようになりました。10月には中学校の英語の内容の予習が一通り終わり、その後に行われた選抜生統一模試では、総合1位を取ることができ、予習の大切さを強く感じました。
一方、内申を上げるためにも、定期テストの勉強量を増やし、授業ではより多く発言するようにしました。その結果、成績は徐々に良くなり、最終的には中1の終わりのときよりも内申が10も上がりました。
中学3年生になって、学校が休校になると、学校や塾の課題以外にも自主的に理社の勉強も始めました。その結果、学校が再開してすぐのCT(学力判定テスト)では、5教科の偏差値が70になり、日比谷にまた一歩近付いたなと思いました。
夏期講習会や夏期特訓会などが終わり、秋になって本格的な過去問演習を始めた後、会場模試を何回か受けました。しかし、これらの成績を総合的に見ると、あまり満足できるものではありませんでした。また、日比谷の過去問を解いたときも、数学以外の4教科はなかなか平均点に届かず、あまり良い結果とは言えませんでした。そのため、僕は何度も志望校のレベルを下げたいと思っていました。でも、初めて日比谷に行ったときのことを思い出して、日比谷を第一志望校にするのを諦めずに、苦手教科を中心に日比谷に向けて勉強を続けました。
年が明けてからは、日比谷の過去問を満点が取れるまで何度も繰り返し解いたり、他の都立高校の問題を解いたりするなどして対策をした結果、1月の模試では合格率が90%を超えていました。本当に驚きました。
ついに迎えた本番では、とても緊張しましたが、自分の力を最後まで出し切ることができ、見事合格することができました。 -
高校入試で学んだことを
教えてください中学1年生の頃、1回目の定期テストでは全く勉強をしていなかったので、かなりひどい点数を取ってしまいました。しかし、この悔しさをバネに2回目の定期テストでは猛勉強をしました。その結果、5教科では36点もアップし、全体の9割近くの点数を取ることができました。 また、中学3年生になって模擬や過去問などを解いたのですが、結果はあまり良くありませんでした。そこで、この悔しさをバネに、苦手な科目を中心に猛勉強をしました。その結果、年明けの模擬では日比谷の合格率90%を超えていたのです。その頃から自分の実力に自信を持てるようになり、本番では自分の力を最後まで出し切って、見事合格しました。 このように、僕はこの高校受験を通して、人は大きな失敗を味わうからこそ、大きな成功を掴み取ることができるのだということを学びました。失敗するからこそ人は成長することができるのだと思いました。
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支えてくれた人や後輩への
メッセージをお願いします後輩の皆さんに伝えておきたいのは、たとえ自分が不利な状況に置かれても、一度自分が決めたことはそれを達成するまで諦めないでほしい、ということです。自分のやりたいことが、たとえほぼ不可能だとしても、それに向かって努力をすれば、その不可能を可能に変えることができるのです。
だから、自分の決めた志望校がどんなにレベルが高くて、自分には程遠いものであったとしても、自分がその高校に本気で行きたいのであれば最後まで諦めないでほしいと思います。