合格体験記
2021年度
やっぱり努力は報われた
進学校
県立柏
合格校
駒込(特S)
■出身校舎
東大ゼミナール五香校
合格校
駒込(特S)
■出身校舎
東大ゼミナール五香校
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志望校を決めた経緯を
教えてください私は昔から本が好きでした。そこで、図書室が綺麗だという県立柏高校に興味を持ったことがきっかけでした。学校は毎日通う場です。好きなもののある高校が良いと思っていました。しかし、家から遠いことがネックでした。「県立柏高校が気になっている」と言うと、家族は揃って「やめておきなさい」と言いました。実際に行ったときには、たしかに遠いと思いました。それでも、私の決心は揺らぎませんでした。学校の雰囲気も、自分が所属したいと考えている吹奏楽部のことも、そして図書室のことも、私にとって遠いというデメリットを補って余りあるメリットが県立柏高校にはありました。
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合格までの道のりを
教えてください受験は思っていたよりもずっとつらいものでした。私は最初、受験を甘く見ていました。特に勉強しなくても受かる、必死にやるのは格好悪い、そんなふうに思っていたのです。そのため、最低限の勉強量のみをこなせばよいと思っていました。英単語の小テストにいたっては、毎回点数が一桁でした。
現実がそう甘くないと知ったのは、私立受験のときでした。みんな自分より頭が良く見え、「そんな人が努力してきたんだ、私が勝てるわけない」と思いました。案の定、まずいと言われていたのに勉強しなかった数学でケアレスミスを連発し、私は落ちました。そこでやっと、このままでは公立も落ちてしまうということに気が付いたのです。受験で落ちるという経験は、とてもつらいものです。もう二度とそんな経験をするものかと、本腰を入れて受験勉強に取り組みました。毎日必ず英語と数学をやり、見直しの徹底を心掛けました。
そして当日、思ったよりも緊張をしないことに驚きました。大丈夫、受かるという安心感がなぜか心にあったのです。今思えば、それは努力量からくる自信だったと思います。自分のやってきたことを全て出し切ることができました。合格発表の日、掲示板の自分の番号を見たとき、嬉しい、よりもほっとしたのです。やっぱり努力は報われた、そう思える一年間でした。 -
高校入試で学んだことを
教えてください高校受験で私が学んだことは、必死に努力することは無駄になんてならないということです。努力は決して、格好悪いものではありません。努力すればするほど、自分に自信が持てます。自分が努力をしたという事実一つが、心の支えになります。受験はみんなが同じくらいのレベルなので、最終的には精神力の問題だと思います。本番で実力を出すためには、自信というものがとても大切だと知りました。そして、自信は努力をすることでしか得られないこともです。私は天才ではありません。ただの凡人です。でも、同じレベルにあるのなら、最初からそれを持っている天才よりも、努力してそこへ行きついた凡人の方が強いことを思い知りました。私は努力して、天才と同じレベルの凡人でありたいと、この受験で思うことができました。
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支えてくれた人や後輩への
メッセージをお願いしますまず、塾の先生にお礼を言いたいです。真面目に勉強しようとしない私に苦労されたと思います。それでも見捨てず、最後まで見守ってくださり、本当にありがとうございました。家族には謝りたいです。何度も何度も、理不尽に八つ当たりしました。本当にごめんなさい。心配してくれてありがとう。
最後に後輩には、応援とアドバイスです。私は私立受験までまともに勉強していませんでした。それでも間に合うと考えるのは、非常に危険です。実際、私は間に合わなかった教科もあり、得意教科はおろそかにしていたので、本番の得点は伸びていません。受験から発表まで、不安な日々を過ごしたくなければ、早めに勉強をしましょう。努力は裏切りません。また、高校受験が終わっても、確実に自分の力になってくれます。つらいときもあるでしょう。それでも諦めず、最後まで頑張ってください。