合格体験記

2021年度

行動しなければ変えられない

進学校

渋谷教育学園幕張

合格校

日本大学習志野

■出身校舎

東大ゼミナール北習志野校

合格校

日本大学習志野

■出身校舎

東大ゼミナール北習志野校

  • 志望校を決めた経緯を
    教えてください

    中学2年生の頃、家から近く偏差値の高い県立船橋高校に行こうかと漠然と考えていました。しかし、石川先生から「県船はあなたのレベルでは物足りないと思う。渋幕に行ってみたらどう?」と言われ、渋谷教育学園幕張高校も視野に入れるようになりました。渋幕の文化祭に行って、まず設備が整っていて校舎が綺麗で広いと思いました。体育館二つの他に講堂もあり、さらには天文台まであってびっくりしました。ですが、本当に渋幕に行きたいのかどうか、このときはまだわかりませんでした。

    10月頃に実施された学校説明会に行ったところ、先生の話が簡潔で短いのに、学校の隅々までわかるような説明をされ、また先生方の雰囲気や飾られていない校舎、教育理念の「自調自考」が心に刺さり、やっぱり渋幕に行きたいと思い、やっと第一志望校が渋幕に決まりました。

  • 合格までの道のりを
    教えてください

    緊急事態宣言が発令され、ここで頑張ればライバルと差をつけられると思い、1日8時間から10時間の勉強量を目指して自分なりに一日のルーティンを決めながら生活しました。夏期講習会では、朝10時から夜22時まで塾にこもりっぱなしで勉強し、スマホを一切触らないで、8月のコンピューターテストでの偏差値アップを目指していました。朝は6時に起きて、塾に行くまでの間も勉強し、夜は帰ってからは勉強せずに睡眠時間を確保するという生活を繰り返し、絶対に偏差値をアップさせるという気持ちでいっぱいでした。しかし、8月のコンピューターテストの結果は7月のときより偏差値が下がっていて、「今までで一番勉強したのになんで下がっているの?」と本気で泣きました。

    勉強の仕方が悪かったのだと反省し、ただ闇雲に勉強するのではなく、自分の苦手に特化した勉強法に変えようと決め、9月からは間違えた問題は間を置いてもう一度解くようにしました。その後は、過去問に精を出し始めました。初めの頃は解説がわからず、自力で理解せずに先生に質問をしに行き、さっさと理解したいと何度も思いました。しかし、もう少し考えてから、他の問題をやってから、と先延ばしにして自力で考えていると、ある日突然ひらめくのです。何日も考えてわかったときの達成感はすさまじかったです。

    そうやって考えていくうちに、徐々に解説の意味がわかってきて、解説の内容がわかるようになってきました。しかし、点数はなかなか伸びませんでした。とにかく、何か一教科点数を上げなければと思い、塾長に相談したところ、国語の解き方のコツを教えてくれる教材をくださいました。それを読んで過去問に挑戦したところ、初めて60点台を取ることができました。また、数学では小澤先生が用意してくださったプリントを楽しみながら解きました。ケアレスミスが目立ち、ときにはわからない問題もあり、なんでこんな間違いをするんだと落ち込むこともありましたが、一枚やり終わると自信で満ちあふれていました。しかし、これだけ自信が付いても不安はいつまでも付きまとい、入試日が近付いてくると不合格しか想像できませんでした。

    いよいよ迎えた入試本番、緊張で1時間も早く起きてしまいました。入試の問題はわからない問題が出てくるたびに、もう落ちた、と思いました。全教科終わった途端、手応えのなさにもう絶対合格していないと暗い気持ちでした。

    合格発表までの2日間、勉強しようとしても手につきませんでした。ああ、もう受かっていないと思いながら帰路につき、父から結果を聞きました。合格でした。その二文字を聞いた途端、思わず泣き出してしまい、本気で勉強したんだという実感が湧きました。

  • 高校入試で学んだことを
    教えてください

    私は受験を通して、変わろうと思っても行動しなければ変えられないということを学びました。3月に緊急事態宣言が発令された際に「ライバルと差をつけられる」と思って、毎日8時間から10時間の勉強量を目指して自分なりに一日のルーティンを決めながら過ごした日々。そして、夏期講習会の時期には、朝の6時から塾に行くまでの時間と、朝の10時から22時まで塾にこもりっぱなしで勉強を行いました。それでも期待通りの成果が出なかったときには悔しくてたまりませんでしたが、諦めずに勉強の方法を変えて勉強を続けました。それが高校入試で合格を勝ち取るために私が取った行動であり、学んだことだと思います。

  • 支えてくれた人や後輩への
    メッセージをお願いします

    私が合格できたのは、支えてくれる人がいたからです。授業をわかりやすく丁寧に教えてくださり、時には厳しい言葉を掛けて私たちの気持ちを引き締めてくれた東大ゼミナール北習志野校の先生方、遊びたくても我慢して、ずっと一緒に勉強を頑張り続けてくれた3Sクラスの友達、そして、口喧嘩をしたりもしたけれど、いつも支えてくれていた両親には感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。

    これから受験を迎える皆さんには、変わろうと思った瞬間に行動を起こしてほしいと思います。この一年間を悔いが残らないように、頑張ってください。