合格体験記

2022年度

自分と正面から向き合い、乗り越える

進学校

都立国立

合格校

八王子学園八王子(文理特進)

■出身校舎

プリンス進学院八王子楢原校

合格校

八王子学園八王子(文理特進)

■出身校舎

プリンス進学院八王子楢原校

  • 志望校を決めた経緯を
    教えてください

    私が進学する高校を考え始めたのは、小学5年生の終わり頃でした。当時、姉が国立高校の一般入試を受験し合格。その頃から私は姉のように高い学力を求められる学校に行きたいと、将来の進学先について期待や希望を持ち始めていました。そして、高校での生活を楽しそうに話す姉の姿を見ながら小学校を卒業、さらに1年、2年と時が過ぎ、中学3年生になる頃には、国立高校は自然と揺るぎない目標となってきました。

  • 合格までの道のりを
    教えてください

    自分自身の夢を明確に定めてから、進路へ強い希望を持ったのは、6月に塾で行った特別模試でした。八王子にあるプリンス進学院の学力上位生が特別テストを受けました。そこで私は1位の点数を取りました。今思えば、あの頃の自分はそのテストひとつの結果だけで大きく浮かれて、油断が多かったように感じます。そして、10月の自校作成対策模試を受け、B判定。ますます自分は、天狗になっていました。11月の自校作成対策模試は、以前までと同じような感覚でテストに臨んだところ、結果はD判定。数学の計算ミスでかなり点を落とし、平均を大きく下回る点数を出してしまいました。この模試で自分はいかに詰めが甘いかを思い知らされ、一時期は絶望さえしていました。そんな中、後ろ向きな考え方を前向きに修正する転機が訪れたのも11月のことでした。

    もともとあった持ち物忘れや提出物忘れがさらにひどくなり、塾でも授業で使うプリントを忘れてしまい、塾長に授業後に呼び出されて指導を受けました。「油断が多すぎる」と厳しい言葉を投げかけられました。しかし最後は「能力があるのだから、やればできる」と前向きな言葉をいただき「油断せずに全力で頑張れ」と激励されました。その瞬間から私の何かに火がつきました。そこから私は、自分に欠けた不安定な能力を徹底的に分析し、改善できるよう修正を続けました。塾の年末特訓では数学の発想力、英語の読解力を先生に教えられたまま、飲み込むように吸収して受験前日には苦手としていた社会も満点を取れるようになる、これ以上はないという状態で受験当日を迎えました。そこで今までの勉強と努力の成果を出し切り、結果として合格を勝ちとることができました。

  • 高校入試で学んだことを
    教えてください

    私が受験に向けて全力を出せるようになったあの日、自分に打ち克ちたい、自分の欠点を正面から乗り越えようという克己の精神を持ったのだと思っています。この受験への努力を通して、私は自分の劣るところを現実として受け止め、いかにそれを乗り越えられるか、いかに結果を出せるかということを考えられるようになりました。自分と正面から向き合う。あるいは弱い自分と戦う力。そのために努力を続ける力こそが私が高校受験を経て手にしたものだと感じています。

  • 支えてくれた人や後輩への
    メッセージをお願いします

    これらの戦いは私だけで挑戦して成しえたものではありません。私に目指す目標を見せてくれた姉。それを応援してくれた両親、必要な力を教えてくれた塾の先生方。そして私を激励し、火をつけてくれた塾長。誰か一人でも欠けていれば私はこの勝利を勝ち取れず、自分の欠点から目をそらし、その度に妥協を続ける無気力な人間として生活をしていたと思います。私を支えてくれた人たちに最大限の感謝をし、喜びを分かち合いたいです。そして同じ道を志す後輩たちにも仲間の助けを借りながら自分自身を超えられるように、そのための努力ができるように、自分の心に火をつけて完全燃焼できる高校受験にしてほしいと思います。