合格体験記

2022年度

困難の先にある楽しさ

進学校

県立薬園台

合格校

日本大学習志野
日出学園(特進)

■出身校舎

東大ゼミナール北習志野校

合格校

日本大学習志野
日出学園(特進)

■出身校舎

東大ゼミナール北習志野校

  • 志望校を決めた経緯を
    教えてください

    私が志望校を明確に決めたのは中学3年生の夏ごろでした。志望した理由は、家からの通学時間、自分の学力、校風などを気に入ったことでした。もともと知人からこの高校の話を聞いていて魅力を感じていたのですが、中1や中2のころには、自分にはレベルが高い高校だと感じていました。中3生になって、いくつかの高校を見に行ったり、説明動画を視聴したりする中で、薬園台高校が一番合っているなと思うようになってきました。Vもぎの結果などからも、自分の学力で目指せるところだなと考えられたので、志望校に決めました。

  • 合格までの道のりを
    教えてください

    志望校を決め、真の意味で受験勉強に取り組み始めたのは中3生の秋頃でした。それまでは「このくらいのレベルの高校に行きたい」としか考えておらず、夏の頃にも勉強はしていましたが、コロナ禍のせいもあり高校の見学などが十分にできなかったため、はっきりとした目標の無いままに勉強をしていました。中1、中2の頃は、定期テストのためだけに勉強をするような状態でした。しかし、中3になってからは、周りの空気が受験モードになっているのがわかり、自分もこのままではまずいのではないかと思うようになり、漠然とした焦りを感じていました。

    中3の夏期講習会では、毎日の小テストや宿題などで精いっぱいで、苦手な数学の復習に充てる時間がほとんどありませんでした。初めて受けた模試では、薬園台高校はS判定をもらいましたが、その結果を見て調子に乗ったのか、10月の模試からはB判定となり、それ以上に上がることはありませんでした。私立入試が近づき、過去問に取り組むようになりました。苦手な数学の点数が伸びず、不安になっていました。しかし、その一方で回数を重ねて何度も解いていくうちに、次第に点数が上がってきました。そのことはすごく自分の自信につながりました。私立入試当日、朝は緊張していましたが、試験中はとても落ち着いていて、自分が自分ではないような感覚にさえ思いました。合格発表を見て、自分が合格だとわかったときには、本当に叫んでしまいました。努力して良かったと思い、公立入試まで頑張ろうと決意しました。

    公立入試に向けて、苦手をつぶす勉強を心掛け、ひたすら問題を解きました。当日はただ無心でした。自己採点でも、どちらに転ぶかわからない結果でしたが、覚悟はしていました。発表当日、掲示板に自分の番号が見えたとき、思考が停止してしまい実感がわきませんでしたが、次第に気持ちがざわつき、感動でいっぱいになりました。

  • 高校入試で学んだことを
    教えてください

    高校入試で学んだことは、幸せの先に楽しさがあるということです。講習会や夏期特訓会など、塾でのイベントは私にとってつらいものばかりでした。周りの人たちとの差を痛感し、勉強をやめたくなり、何度かさぼったこともありました。しかし、努力していく中で、自分の心も変化し、何があったのか「勉強って実は楽しいのでは?」と思うようになりました。私立入試で合格したときも、嬉しさと同時に楽しさを感じるようになりました。困難を乗り越えて合格するということに、バラエティとは違う面白さがあるなと思いました。それが受験の面白いところ、そして醍醐味なのかなと思いました。

  • 支えてくれた人や後輩への
    メッセージをお願いします

    受験勉強の中で、何度も諦めそうになりました。それでも、塾長や他の先生の言葉に助けられ、最後までやり遂げることができました。厳しくも優しく、頼もしかった東大ゼミナールの先生方には本当に感謝しています。そして中2の春から入塾させてくれた両親にも感謝の思いでいっぱいです。模試の結果を見せて「これならいけるよ」と簡単な返答をされたときには「本当に大丈夫かな」と思ったこともありましたが、今思えば私が気落ちしないように励ましてくれていたのだと思います。

    これから受験を迎える皆さんには、とにかく後悔しないように頑張ってもらいたいです。入試当日は楽しめるぐらい、勉強をして下さい。きっとその努力が報われるはずです。