合格体験記
2023年度
受験なんて一人でできると思っていた
進学校
都立日比谷
■出身校舎
興学院羽村校
■出身校舎
興学院羽村校
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志望校を決めた経緯を
教えてください私が日比谷高校を知ったきっかけは、興学院の先生に教えてもらったことからでした。私が志望校を最終的に決めたのは中学3年生の11月ととても遅かったです。それまでは通学時間が片道30分くらいの近場で、勉強のレベルが高く、青春や遊びも満喫できるという条件で学校をいろいろ探していました。様々な高校に見学に行ったのですが、なかなか自分にしっくりくる高校がありませんでした。それを興学院の先生に相談したところ、もう少し遠くに足をのばせば私の求めている高校があると教えていただいたのが、日比谷高校でした。11月の説明会に参加し、立地、通っている生徒のレベルの高さ、学校の施設やカリキュラム、全てに私の求めるものがありました。そこには長い通学時間を忘れるほどの環境があると思いました。
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合格までの道のりを
教えてください私が興学院で本格的に勉強を始めたのは、中学2年生の3月でした。中2以前にも塾には入っていましたが、勉強が嫌になって、しばらく塾を休んでいる期間がありました。そんな私ですが、中3からは目の色を変えて勉強を始めました。しかし、部活や修学旅行と時期が重なっていたため、全ての時間を勉強に注ぐことはできませんでした。その中でも、わずかな時間でもできるだけ勉強に注ごうとしました。
夏期講習会では、朝から夜まで勉強を頑張りました。家では、与えられた宿題だけでなく、その日の授業の復習や別の解き方で同じ問題を解いてみるなどして、塾で習ったことをひたすら完璧にしました。また夏期特訓会では、周りにいる他校舎の生徒のレベルの高さに驚かされました。自分が解けない問題をすぐに解いていたり、自分の何倍も速いスピードで問題を解いたりしている姿を見て、とても刺激を受けました。そのおかげで9月の模試では良い判定を取れましたが、試しに解いてみた実際の自校作成の過去問は、思うような点数を取ることができませんでした。そこからたくさん勉強して、11月には自校作成の問題にも対応できるようになりました。しかしそこで調子にのってしまい、12月の模試で大コケしました。さらにコロナにかかり、思うように勉強ができずにメンタルが崩壊しました。しかし、年明けの1月からの冬期講習会に途中で合流し、みんなと一緒に切磋琢磨し合いました。
そこからは、先生たちの激励や友達の支えもあり、入試まで走り続けました。本番は少し緊張したけれど、自分の将来と今まで支えてきてくれた人たちのために絶対に受かる、という気持ちで受けました。 -
高校入試で学んだことを
教えてください高校入試を通して学んだことは、我慢することの過酷さです。高校入試では勉強をするためにゲームや遊びを我慢するのはもちろん、ほかにもいろいろな我慢があります。どれだけ勉強しても、結果にすぐに表れないこともたくさんあります。現状からとてつもなくレベルの高い志望校を目指したために、その差に絶望する日があるかもしれません。途中であきらめないで我慢して勉強し続けることがどれだけ難しいかを学びました。そして、逆に我慢し続けた人にしか見えないこともあります。苦手だった数学を勉強し続けたら、いつの間にか数学がものすごい偏差値になっていて、大好きな教科になっていました。だから、周りの目なんて気にせず、頑張り続けてください。
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支えてくれた人や後輩への
メッセージをお願いします支えてくれた人へ。なめた態度や悪態をつく日も多かった私を見捨てずに支えてくれてありがとうございました。受験なんて一人でできると思っていたけれど、学習面と同じくらい精神面も受験では大切だと実感しました。周りの助言や励まし、応援なしで私の受験は成功しなかったと思います。ありがとうございました。
後輩へ、勉強をしたくない気持ちはよくわかります。ゲームの方が楽しいから。でも、君が行きたい高校はゲームより魅力がないと思いますか。一年間なんてあっという間です。そして、受験前になるともっと早くから勉強しておけばよかったと後悔します。だから、どんどんできることを進めていってください。困ったら周りに相談してください。勉強法がわからない、なんて言い訳している暇はありません。受験にはフライングもスピード違反もない。楽しみながら頑張ってください。