合格体験記

2024年度

人生の中で一番本気で努力した

進学校

都立国立

合格校

八王子学園八王子(文理特選)

■出身校舎

プリンス進学院八王子楢原校

合格校

八王子学園八王子(文理特選)

■出身校舎

プリンス進学院八王子楢原校

  • 志望校を決めた経緯を
    教えてください

    私は中学1年生の夏まで、自分が本気でやりたいと思うような具体的な夢を持っていませんでした。しかし、私は夏休みに競走馬に出会いました。弾けんばかりの歓声に土や芝が削られる迫力のある走り、まさに運命だと思いました。私は迷うこともなく競走馬の道へ進もうと思ったのです。最初は直接馬に乗ってレースへ出る騎手の道を目指そうかと思いましたが、体重や年齢的にも厳しいものがありました。そこで私は馬の世話や調教をする調教師の道を目指そうと決めたのです。
    そのときの私は高校なんて大した問題ではないと思っていて、馬の専門的な知識を学べる学校へ進学しようと考えました。しかし、いろいろな先生と相談していく中で馬が好きなら馬のためにできる最大限のことをしてあげるべきだという塾長の言葉を受け、獣医師の資格を得て、その上で競走馬に関わることができる仕事を目指そうと決まったのです。その中で私が重要視したいと思ったのがどれだけ高校時代を悔いなく全力で過ごせるかでした。その条件に最も合致しているのが都立国立高等学校だと思ったのです。日本一とも言われる文化祭に全力で取り組む校風で、私にはここしかないと思いました。

  • 合格までの道のりを
    教えてください

    ただ志望校を決めてから、本格的に勉強し始めるのには多少時間がかかりました。受験に対するイメージが明確ではなかったことに加え、自分なら大丈夫と謎の自信があり部活や習い事にばかり意識を割いていました。結局勉強に多くの意識が向いたのは部活を引退した後でした。そしてその意識を一段と本気にさせてくれたのが夏期特訓会でした。特訓会の一日目はクラスの中でも高い順位に入っており、正直簡単だと少し気が緩んでいたような気がします。しかし、二日目から一気に流れが変わりました。特訓会に遅刻した人がおり、先生に物凄い勢いで叱られていました。その後もクラス全体の意識の低さを叱られ、このままではいけないと思うと同時に、先生たちはここまで本気で自分たちに向き合ってくれているのだと感じ、感動しました。三日目からはクラスの雰囲気も変わり皆が全力で勉強に取り組み始めました。しかしその反面、自分の順位は大きく下がってしまい自分の苦手を改めて認識させられる結末となりました。四日目になって取り戻そうと奮起するものの、順位はさらに下がり、自分の意欲や努力が結末につながらずどうしたらよいかわからないような一種のスランプ状態に陥ってしまいました。しかし、塾の先生に様々なアドバイスをもらったり解説を受けたりして理解するうちに、もともと苦手分野だった問題も解くのが楽しくなってきました。それに加えて、勉強の話を気兼ねなくできるような塾の友達の存在も私にとって大きかったと思います。
    最初に受けた模試ではA判定をもらうことができ、少し安心しましたが、次の模試はB判定に下がってしまい、その後しばらく判定の変わらない時期が続きました。しかしそんな中でも勉強に取り組み続けられたのは周りに負けられないライバルの存在があったからだと思います。最後の模試でようやくA判定をもらうことができ、確かな自信にもつながりました。周りの仲間が試験に合格していく中で受けた推薦入試は不合格となってしまいましたが、メンタルもぶれずにやって来られたのは、今まで積み重ねてきた勉強と努力があったからだと思います。周りの仲間の合格はむしろ自分にとって励みとなりました。今までやってきた勉強がなくなることはない。そう信じて受けた本番の試験は大きく緊張することもなくリラックスして試験に挑めました。

  • 高校入試で学んだことを
    教えてください

    入試が終わり、振り返って感じたのは、おそらく自分のこれまで人生の中で一番本気で努力してきた時期だっただろうということです。今までは定期テストの前日ですら触っていたゲーム機を封印し、空いた時間はほぼすべて勉強に使いました。この勉強で学んだことを大人になってからもすべて覚えていられる自信はありませんが、この努力をした経験は大人になってからとても貴重なものになると思います。 もう一つ学んだこと、それは切り替えの大切さです。私は起きてから眠るまでずっと勉強のことを考えていたわけではありません。むしろ休んだり気晴らしで遊んだりするときは勉強のことなんか忘れてとことん満喫していました。勉強を中途半端にやるよりもしっかり気持ちをリフレッシュしてから取り組んだほうが効率的である。この考えは受験が終わってから改めて振り返ってみても正しかったと思うし、大切だったと思います。特別意識をしなくても一生懸命勉強に取り組む時間は塾が用意してくれていました。

  • 支えてくれた人や後輩への
    メッセージをお願いします

    私がこうやって高校の合格を勝ち取れたのも、色々な人の支えがあったからこそです。家族や塾の先生、友達の存在はかけがえのないものですし、これからも大切にしていくべき存在だと思っています。感謝の思いが尽きることはありません。今までありがとうございました。
    そして、これから受験に挑む後輩に伝えたいことは「迷い」を早急に捨てることです。もちろん悩むのは大切なことだと思います。それはそれだけ真剣に考えられている証拠です。しかし、悩むだけでは何をすれば良いのかも定まりません。高校を決めるのにレベルは関係ありません。自分の本当にやりたいことが定まっていればあとは努力するだけです。あなたの周りには、それを全力で支えてくれる、応援してくれる人がたくさんいるはずです。そして、その人たちのことを決して忘れないでください。
    結果がどうであろうと、全力で取り組み、後悔のない高校生受験になることを願っています。