合格体験記

2025年度

素直に知識をもらうことが大切

進学校

東京工業高専(物質工学)

■出身校舎

プリンス進学院八王子楢原校

■出身校舎

プリンス進学院八王子楢原校

  • 志望校を決めた経緯を
    教えてください

    私は中学2年生の終わりまで志望校が何も決まっていませんでした。そんな私がこの志望校に決めたきっかけは、理科の先生が進めてくれたからでした。そして、理数系科目が好きであったこと、環境に興味があったことが最大限の決め手となりました。数学や理科を勉強している時間は私にとってとても楽しい時間でした。また、幼い頃から自然にたくさん触れており、環境問題に気づき、興味を持ちました。
    東京高専は普通の高校よりも実験や実習が多く、実験器具なども整っているところにも惹かれました。私の好きなことが勉強できることや整った設備があること、そして私が将来環境に関する研究をしたいと思っているため、その勉強ができる東京高専を志望しました。

  • 合格までの道のりを
    教えてください

    私は中学2年生で気が緩み、提出物も出さずテストの点も悪かったため、内申が32まで下がっていました。3年生に上がり、東京高専の存在を知り、そして推薦の内申の基準が36以上であることを知ったため、とても焦りました。オール4を取るためには達成度80%以上が必要でした。しかし、オール4ギリギリではテストを受ける人が少ないことや、加点制度があることを知り、より焦りました。推薦で落ちたときのために学力入試のことも考えてはいましたが、合格者が全体の30%しかいないことや、高い点数を取る必要あることも知っていたため、焦りは倍増されていくばかりです。
    しかし、そこで支えてくれたのが塾の先生や家族です。塾の先生は提出物の管理や定期テストの対策に付き添ってくれました。そして家族もテスト勉強中の私のために弁当や小腹が空いたとき用におにぎりを握ってくれたりしました。そして頑張った結果、3年生の高校に送る内申は41になりました。基準よりは5つ上でしたが、漢検、英検の加点制度があるため、少しの予断を許されない状態でした。面接試験も両親や塾の先生、そして塾の友達までもが練習に付き合ってくれ面接試験はもう大丈夫という状態で挑みました。入試本番も友達が励ましてくれたおかげでリラックスして挑むことができ、結果は見事合格でした。

  • 高校入試で学んだことを
    教えてください

    私が高校入試で学んだことは素直な心を持つということです。例えば塾の先生からの助言を聞いたとしても、素直に受け入れられることがなければ意味がありません。塾の先生は生徒よりもずっと受験を経験しているため、間違ったことは言っていません。親に行かせてもらった塾で塾の先生の知識を頭に入れないというのは、お金をドブに捨てることと同じです。自分よりも知識が豊富な人から素直に知識をもらうことは大切なことです。社会人として大切なことでもあり、先生から再三言われたことでもあるため、入試で一番学んだことだと思いました。

  • 支えてくれた人や後輩への
    メッセージをお願いします

    私は今回の受験で、両親、塾の先生、友達が欠けていたら成り立たなかったなと感じました。両親がいなければ食事は食べられなかったし、塾にも行けなかった。塾の先生がいなければ内申は上がらなかった。受験は落ちていたかもしれない。友達がいなかったら精神が不安定になっていたかもしれなかった。リラックスして受験は受けられなかったかもしれない。誰かがいなかったらなんて挙げたらキリがない。それほどまでに周りの人に感謝をしまくる受験でした。そしてこんなにも私を支えてくれる人がいるのかと嬉しくなりました。これから高校生に、社会人になっていく中で、周りの人を大切にしていきたいと思いました。