2025.02.05

受験勉強って何からやればいいかわからない!受験勉強の正しいやり方を解説

中学生にとって重要なイベントとなる「高校受験」。ところが受験が近づいているものの「具体的な勉強方法がわからない」「受験の準備がまったくできていない」といった悩みを持つ人も多いかもしれません。今回の記事では、高校受験の勉強でまず何をやるべきかに加えて、正しい受験勉強の方法を解説します。受験勉強の注意点についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

受験勉強って何からやればいいかわからない

高校の受験勉強はやるべき教科数も多いです。さらに勉強する期間も長期間に及びます。これから受験勉強を始める人のために、まずやるべきことを順に解説します。

 

スケジュールを立てるところから始めよう

まず高校受験に向けての勉強のスケジュールを立てましょう。高校受験勉強は最低でも部活を引退する中学校3年生の夏には開始していないといけません。受験勉強はなるべく早くスケジュールを立てて動き始めることが重要です。

 

スケジュールを立てることで、自分が何をすべきかが明確になります。まずは受験勉強を始めた時期に合わせてスケジュールを立てましょう。以下に中学3年生の頭から受験勉強を始めた際のスケジュールの例をあげます。

 

・1学期…期末テスト対策で内申対策をしつつ、中3学習範囲を先取り 

・夏休み…高校見学で志望校を決定、中1,中2の基礎固めを通して苦手な科目の克服などの基礎的な知識を得る

・2学期…模試を受けて志望校とのギャップを埋める、過去問に挑戦して受験の出題形式に慣れておく

・冬休み〜受験本番…志望校合格のための総復習や対策

 

受験勉強を始めた時点で高校受験までの時間があまりないときには、残り時間から逆算してスケジュールを立てます。以下に夏休み過ぎの9月ごろから受験勉強を始めた場合のスケジュールをあげておきます。

・9月…基礎固めをする

・10月〜11月…志望校決定、過去問や模試に挑戦する

・12月〜受験本番…過去問を徹底して行う

スケジュールを立てたら、スケジュールに沿って勉強を進めていきましょう。

 

志望校を決めるのも有効

受験勉強は定期テストのように決まった範囲がなく、勉強も長期間に及びます。そのため、勉強のモチベーションが下がってしまうことも少なくありません。そこで、まず受験勉強を始める前に目標となる志望校を決めることもおすすめです。

志望校が決まったら、受験勉強の明確な目標が定まります。目標を定めることで、受験勉強に対するモチベーションの向上が期待できるでしょう。

 

なお、必ずしも志望校を決めてから出ないと受験勉強ができない、というわけではありません。志望校を決めないまま受験勉強に入る人もいます。志望校を決めてから受験勉強に入るのが理想的ではありますが、決まっていないからといって焦って決める必要はありません。

 

受験勉強の正しいやり方とは

すべての教科に共通する、受験勉強の基本的なやり方を順に解説します。

 

まずは基礎固めから始める

まず、どの教科も基礎固めから始めましょう。基礎がしっかりとしていないと応用問題や関連する単元の問題を解いたり、理解したりすることができません。基礎固めを行うことで、その後の受験勉強もスムーズに進められます。

 

基礎固めの方法は、自分に合っている問題集を解くことです。問題集は応用問題ではなく基礎問題を取り扱っているもの、内容を見て全体的に「解けそう」と思ったものを選びましょう。

自分の偏差値がわかっているときには、偏差値に合う問題集を選ぶこともおすすめです。最初から最後まで取り組めるように、難しい問題集は選ばないようにしましょう。また、理科や社会などは問題集を解く以前に教科書の重要事項の暗記が必要です。知識の完成も重要な基礎固めです。

 

間違えた問題を解きなおす

 

問題集に取り組み、間違えた問題は必ず解きなおしをしましょう。間違えた問題が解けるようになれば、試験での点数も上げやすくなります。解きなおしの際には、ただ解答を見るだけでなく、なぜ間違えたのかをきちんと分析して解きなおししましょう。間違えた箇所を理解しことで、同じような問題もしっかり解けるようになります。

 

スケジュール通りに勉強する習慣をつける

 

受験勉強のスケジュールはただ立てただけでは意味がありません。スケジュールは実行してこそ成果につながります。まずは毎日スケジュール通りに勉強する習慣を身につけましょう。自宅学習を習慣づけるには、家族に声がけをしてもらうといった工夫もおすすめです。

また、受験勉強は毎日継続して行うことで成果が出せます。たとえば1日12時間まとめて勉強するよりも、1日1時間を12日間継続して勉強した方が、知識が定着しやすく勉強の効率も上がります。毎日の勉強も習慣化することで抵抗なく取り組めます。まずは1日の決まった時間と場所に机に向かって勉強する習慣を身に付けましょう。

 

インプットとアウトプットを意識しながら勉強する

受験勉強は、インプットとアウトプットを繰り返し行うことで知識を定着しやすくすることができます。インプットとは、暗記や参考書を読むなどの知識を習得するための作業です。アウトプットは、問題集を解く、覚えた単語を書き出すなど習得した知識を出力する作業が該当します。

受験勉強はインプット作業に偏りがちですが、アウトプットも行うことで、インプットした知識を定着できるようになります。「書く」「話す」といった運動神経を使ったアウトプットの記憶は、一度覚えると忘れにくい特性があるためです。

 

 インプットをして覚えたらアウトプットをして定着させる、といった繰り返しを意識して受験勉強を進めましょう。たとえば参考書を読んだり動画を見たりして覚えたり、インプットした知識を書き出したり、解き方を家族や友人に説明したりといったアウトプットで定着させる、といった方法も有効です。

 

受験勉強をする際の注意点

受験勉強を効率的に進めるために、覚えておきたい注意点を解説します。

 

問題集は1冊しっかりやり切る

問題集は何冊も購入するのではなく、自分に合う1冊を購入するようにしましょう。1冊の問題集を網羅するように何度も取り組み、1冊をしっかりとやり切ることが重要です。仮に問題集を何冊も購入し、それぞれを中途半端に進めてしまうと全体を網羅できません。

特に基礎固めを目的に問題集に取り組むときには、自分が理解できるレベルの問題集を購入し、1冊すべてをやり切ることで基礎固めにつながります。

 

計算式などをしっかりとノートに書く

問題集を解いていると、解答だけをノートに書くという人も多いかもしれません。解答だけを書く方法では、知識や解き方が定着しづらいです。かならず問題集を解くときには、解答だけでなく途中の過程も一緒にノートに書き込むようにしましょう。たとえば数学の問題集を解くときには、必ず計算式などもしっかり書きます。計算式を書き込むことで、アウトプットによる知識の定着につながるでしょう。

 

まとめ

受験勉強でまず始めることに加えて、全教科に共通した正しい受験勉強の進め方、受験勉強の注意点を解説しました。受験勉強はいきなり勉強に取り組むのではなく、まず現時点から受験本番までのスケジュールを立てて、スケジュール通りに勉強を進めること、さらに基礎固めをすることが重要です。家庭での学習習慣も身に付け、受験本番に向けての勉強を進めていきましょう。

 

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