2025.02.05
小学生が勉強を嫌いになる原因とは?勉強嫌いを解消するための対策を紹介します

「小学校の成績が悪いが、子どもがなかなか勉強しない」「宿題も嫌がって取り組まない」など、小学生のお子さんの勉強嫌いで悩んでいる親御さんは少なくありません。子どもの勉強嫌いを治すには、勉強が嫌いになる原因を知って対策を行うことが重要です。
今回の記事では、小学生が勉強を嫌いになる具体的な原因とともに勉強嫌いによって出る可能性のある影響、さらに勉強嫌いへの対策方法について解説します。
Contents
小学生が勉強を嫌いになる原因とは?
小学生が勉強を嫌いになる背景には、さまざまな原因が隠れています。小学生が勉強を嫌いになる、おもな原因を順に解説します。
原因①:学校の授業についていけない
まず勉強嫌いの原因として考えられることに、学校の授業についていけないことがあります。授業の内容が理解できない、ついていけないと授業を受けることが苦痛になり、勉強が嫌いになりやすいです。
さらに授業の内容が理解できないということは、テストの点数も低くなります。勉強が理解できないため、宿題もできなくなります。その結果できないからやらない、と成績は下がり宿題はやらなくなり、ますます勉強嫌いに拍車がかかる悪循環となることも多いです。
原因②:他にやりたいことがある
友達と遊ぶ、スマホやゲーム、動画など他にやりたいことがあると、勉強する時間によってやりたいことをやる時間が失われてしまいます。そのため、やりたいことのための時間を失いたくないから勉強をやりたくない、そして勉強が嫌いになる、という子どもも多いです。
他にやりたいことある場合は、きちんと時間を確保してあげることが重要です。たとえば宿題をやったあとにゲームで遊べる、などです。万が一スマホやゲームに集中しすぎて勉強時間が確保できない場合は、親が預かるなど勉強に支障が出ない工夫をすることも重要です。
原因③:勉強を強制されるのが苦手
大人も子どもも、好きでもないことを強制されるのは大きなストレスとなります。そのため、親から「勉強しなさい」と強制されると子どもはやる気を失ってしまい、勉強が嫌いになりがちです。特に子どもが自ら勉強をしようとしていたタイミングで親が勉強を強制してしまうと、一気にやる気を失ってしまいます。高圧的に強制すると子どもは反発し、ますます勉強しない悪循環となってしまう可能性も高いです。
原因④:将来やりたいことが明確になっていない
子どもが将来やりたいことや、なりたい職業が明確になっている場合、それに向けて勉強するためのモチベーションが上がります。一方で、将来やりたいことが明確になっていない子どもは、勉強をする意味が見いだせないため勉強が嫌いになることがあります。
原因⑤:周りと比較される
成績が良い、または自ら勉強をしている友達や兄弟がいると、子どもとつい比べてしまう親御さんもいるかもしれません。子どもは勉強を含め他人と自分を比較されると、自尊心が傷ついたり劣等感を持ったりする原因となります。他人と比較されると勉強に対してストレスがたまるため、勉強嫌いがより強くなってしまう可能性も高いです。
原因⑥:先生との相性が悪い
学校の授業を受けたくない、または学校に行きたくないことで勉強嫌いになる背景に、先生と子どもの相性が合わないことがあります。学校の先生も人間のため、すべての生徒と相性が合うわけではありません。特に小学校低学年の子どもの場合、先生と自分の相性が悪いことで授業や学校が嫌いになり、勉強が嫌いになってしまうことがあります。
小学生が勉強を嫌いになるとどんな影響がある?
小学生が勉強を嫌いになると、将来的にもさまざまな影響が出てしまいます。小学生の勉強嫌いによって出る可能性がある影響を順に解説します。
今後、更に勉強についていけなくなってしまう
小学校や中学校の勉強は年々高度化しています。小学校で一度勉強をあきらめてしまうと、中学生になってから更に勉強へついていけなくなる可能性が高いです。
さらに、積み重ねによって進んでいく教科もあります。たとえば中学校の数学は小学校の算数が理解できていないと応用がききません。さらに高校以降の数学も、中学校までの知識を基礎として覚えていないと理解できないでしょう。勉強の基礎中の基礎となる小学校時代に勉強嫌いになってしまうことで、今後の勉強についていけなくなってしまいます。
将来、社会人になっても影響が出る
勉強をするのは学生だけではありません。将来大人になったときにも、仕事や社会で求められる知識やスキルを身につけるために、勉強をする必要があります。特に近年の社会情勢は変化のスピードが早く、大人になってからも勉強する必要性は以前よりも高まっているといえるでしょう。
小学生のときに勉強嫌いになってしまうと、大人になってから自分の進路や職業の選択を狭めてしまう可能性もあるのです。
小学生の勉強嫌いを解消するための対策とは
小学生のうちに勉強嫌いになってしまうと、中学校や高校、さらに将来的にも悪影響となってしまう可能性があります。今から知っておきたい、小学生の勉強嫌いを解消するための対策方法を解説します。
対策①:勉強に集中できる空間を作る
まず、勉強に集中できる空間を作りましょう。スマホやゲーム、漫画など子どもの集中を乱すようなものは、見える場所に置かないようにします。勉強部屋が散らかっていると勉強道具を探すところからはじまるため、整理整頓をしましょう。
自宅で集中できる空間作りが難しいときには、塾などを利用するのもおすすめです。塾を利用することで勉強に集中でき、わからないところもすぐに講師に聞くことができます。勉強がわからないことから来る勉強嫌いの防止にも効果的です。
対策②:勉強をする時間を子供と相談し、決める
勉強する時間を子供と相談して決めるのも、勉強嫌いへの嫌い対策としておすすめです。子どもと相談し、いつから勉強をするかを決めましょう。自ら勉強の時間を設定することで、徐々に自発的に勉強を始める習慣を身に付けられるきっかけとなります。
子どもに勉強をする時間を決めさせるときには、「いつ、なんの勉強を、どこで、どのように、どのくらいするか」と5W1Hで決めさせるのがおすすめです。具体性を持って勉強を始められるため、勉強を始めるハードルを少し下げることができます。
また、長時間の時間を設定させず最初は短時間の設定でも問題ありません。短時間でも、毎日勉強をする習慣を付けることが重要です。いきなり長時間の勉強時間を設定してしまうと、なかなか勉強に取り組めなくなってしまいます。無理なく短時間から、毎日の勉強の習慣を身に付けるようにしましょう。
対策③:結果だけを評価せず、頑張った過程を評価する
テストの点数などの結果だけを評価せず、子どもが勉強を頑張った過程を見てあげるようにしましょう。結果だけを評価すると、子どもが勉強を頑張った過程を無駄に感じてしまうことがあります。その結果「どうせ勉強しても無駄」と勉強嫌いが進んでしまうことになるかもしれません。
過程も含め、子どもが勉強したことを評価してあげることで勉強を頑張るモチベーションにつなげられるでしょう。
子どもが勉強した過程を褒めるには、勉強してきた時間ややったことを記録しておくことをおすすめします。子どもの勉強の過程を可視化できるようになります。過程を可視化することで、子どもも次の勉強へのモチベーションを高められる可能性があります。
まとめ
子どもが勉強嫌いになる原因と勉強嫌いになることで出る可能性のある影響、さらに小学生の勉強嫌いへの対策方法を解説しました。小学生のときから勉強嫌いになってしまうと、将来的に悪影響となる可能性もあります。中学生や高校生、大人になってから困らないように、小学生のうちに早めに対策を行っておくことが重要です。
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