2025.03.06
中学生が勉強についていけなくなる理由とは?対策を紹介します

「小学生のときは問題なかったのに、中学生になってから勉強についていけなくなった」ということで悩んでいませんか。高校受験も控えている中、中学生で勉強についていけなくなると心配になる親御さんも多いのではないでしょうか。高校受験も考え、中学生が勉強についていけなくなっているときには早めの対策をすることが重要です。
今回の記事では、中学生が勉強についていけなくなる理由や、勉強についていけるようになるための対策方法を解説します。
Contents
中学生が勉強についていけなくなる理由とは?
中学生が勉強についていけなくなる理由にはさまざまなものがあります。まずは理由を知り、適切な対策を行うことが重要です。 おもな中学生が勉強についていけなくなる理由を順に解説します。
習っている事の基礎が定着していない
中学生が勉強についていけなくなる理由として多いのは、勉強の基礎が定着していないことです。中学校の勉強は小学校の勉強が基礎になっています。小学生の勉強が基礎として定着していないと、中学校の勉強についていくことができません。
たとえば中学生で習う数学は、すべて小学校の算数の基礎ができていないと解くことはできないでしょう。 中学校で勉強についていけない場合、きちんと小学生の基礎が理解できているかを確認することが大切です。場合によっては小学生の範囲に戻り、復習をして基礎固めをする必要があります。
中学校の授業のスピードは、小学校よりも早く進みます。基礎が身についていない状態で授業を受け、理解していないままどんどん次の授業に進んでいってしまいます。そして授業についていけないことに拍車がかかる、悪循環となってしまうでしょう。
勉強に対するモチベーションがない
中学生が勉強についていけない原因のひとつに、勉強に対するモチベーションがないという原因があります。勉強に対するモチベーションがない背景には、勉強以外のことに夢中になっていたり、進路や将来の目標が決まっていなかったりと言ったことがあります。
たとえば部活動や生徒会活動、他の習い事などに夢中でなかなか宿題や復習ができず、授業が理解できなくなります。勉強以外にも夢中になっているものがあることから、勉強に対するモチベーションはどんどん下がり、その結果授業についていけなくなることになります。
志望校や将来の目標が決まっていないと、勉強をなんのためにするのか分からない、何に向かって努力していいかわからないため、勉強に対して前向きに頑張れません。そのため、学校に来て授業をただ受けているだけで授業を通じて知識や得ることができず、授業についていけなくなってしまうでしょう。
身体の健康状態が良くない
身体の健康状態が良くない場合も、勉強についていけなくなる原因になる場合があります。たとえば睡眠不足の場合授業中も眠気があり授業に集中できず、勉強についていけなくなることがあります。 以下のようなことに気をつけて、健康状態を整えることが重要です。
- 十分な睡眠を取る
- 適度に運動をする
- 栄養バランスの良い食事を摂る
勉強の方法が間違っている
中学校の勉強は小学校のときよりも複雑になり、難易度も上がっています。小学校のときにはなんとなく授業を聞いているだけでもそこそこ良い成績が取れていたという人もいるかもしれません。
ところが、中学校になると小学校のときの勉強方法では通用しなくなります。 中学校の授業を理解できるための効率の良い勉強方法を身に付けないと、授業についていけなくなる可能性が高いです。
わからないところを放置している
授業内容でわからない部分があり、そのままにしているとどんどん授業についていけなくなります。
中学校では、基礎を学んでから応用や活用する内容に取り組む教科がほとんどです。基礎的な部分がわからないと応用や活用ができず、授業で理解できない箇所がどんどん増えてしまいます。
小学校の基礎がある程度できているものの、中学校で学んでわからないところを放置していると、授業についていけなくなります。先生や友人に質問をしたり、塾などを活用したりといった方法で、わからないところは都度解決することが重要です。
先生とやり方が合わない
学校の先生の教え方が自分に合わないことが、勉強についていけなくなる理由となることがあります。学校の先生も人間のため、指導方法やスタイルなどが自分に合わないこともあるかもしれません。
一度合わないと感じてしまうと、授業へのモチベーションが下がってしまう人もいるでしょう。 先生と合わないときには、友人と一緒に勉強したり、塾などほかの先生の授業を受けたりといった方法を試してみましょう。
勉強についていけるようにするための対策とは?
中学生になってから勉強についていけなくならないようにするために、さまざまな対策があります。具体的な対策方法を解説します。
予習や復習をする
勉強についていけなくならないようにするための対策として有効なのが、予習や復習をすることです。予習はあまり時間は掛けなくても良く、教科書で次やる内容を見ておくだけでも問題ありません。前もって授業で行う内容を把握しておくことで余裕を持って授業に取り組め、予習した内容を授業で深く理解することにもつながります。
復習は、その日に授業で学んだことを定着するために有効です。まずはその日にやったノートを見返すことから始めましょう。徐々に授業で学習したポイントを振り返る習慣を身に付けることで、授業の内容を確実に定着させることにつながります。
わからないところ・疑問点を質問する
わからないところ・疑問点を質問し、解決しておくことも勉強についていくために大事なことです。
わからないところをそのままにしてしまうと、どんどん授業が進んでしまい勉強についていけなくなってしまいます。 わからないところをわからないままにしないように、学校の先生や塾の先生に質問をし、都度解消するようにしましょう。
生活リズムを整える
生活リズムを整えることは、授業に集中したり、勉強して新しい知識を取り入れたりするうえで必須となります。睡眠と食事、運動の3つの要素を整えて、正しい生活リズムを整えるようにしましょう。
授業中はしっかりとノートに書く
授業中にノートをしっかり書くことも、勉強についていくために必要なことです。ノートに書くことで、授業から得た知識のインプットにつながります。
また、しっかり内容の書かれたノートは、復習にも活用できます。板書だけでなく先生が口頭で説明したところでも重要と思ったところは、しっかりノートを取るようにしましょう。
勉強時間を確保する
勉強についていけるようになるために、理解するための勉強時間を確保するようにしましょう。
中学校では授業の内容も複雑となるため、短時間で理解するのは難しい場合があります。理解に時間がかかる場合には、勉強をするための時間をかけて理解するようにしましょう。 部活などで忙しい場合には、スキマ時間を活用して予習や復習をするなどして、勉強の量を増やしていきましょう。
学習塾を利用する
中学校の勉強についていけない場合、学習塾を利用するのもおすすめです。塾では学校でやった事の予習復習を行うができるため、勉強についていけないことが少なくなります。
さらに学習塾では実際に勉強を教えてもらうだけでなく、勉強の悩みや学習計画について相談することもできます。 学習計画を立てると勉強でやるべきことが可視化されるため、何を勉強していいかがわかり、効率よく勉強を進められます。やるべきことがわかることで、勉強のモチベーションアップにつながり、授業にもついていきやすくなるでしょう。
まとめ
中学生が勉強についていけなくなる理由と対策方法を解説しました。中学校になってから授業の内容も難しくなり、部活などで忙しくなるため勉強についていけなくなることがあります。
親御さんとしては、子供が勉強についていけなくなっていないか、しっかりと見てあげることも大切です。高校受験では志望校に合格できるように、今から勉強についていける体制を整えておきましょう。
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