2025.11.04
志望校の決め方は?高校受験で後悔しない志望校選びを徹底解説!

高校受験を控えた中学3年生の中では「どの高校に行けばよいかわからない」「将来何をしたいかが決まっていないので志望校が決められない」「志望校を選ぶポイントが知りたい」といった悩みを持つ方も多いかもしれません。今回の記事では、高校受験で後悔しないための志望校の決め方のポイントを解説します。志望校を決める前の準備や高校の種類についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
志望校を決める前にするべきことは?

受験の目標となる志望校を決める前に踏まえておきたいのが、自分に合っている高校を選ぶことです。志望校を決める前にやっておくべき準備を順に解説します。
自己分析を行い、自身の強みを確認する
志望校選びの前にまず行うのが、自己分析です。自己分析によって自分の強みや弱み、興味関心がわかり、自分に合っている高校選びにつなげられるでしょう。
自己分析は、以下のポイントを踏まえて行うのがおすすめです。
・現在自分の興味・関心がある事柄
・将来の夢やなりたい職業
・得意または好きな教科・科目
自己分析を行うことで、自分自身の意外な面に気づくきっかけになることもあります。違う角度からの志望校選択につながるかもしれません。また、改めて自分の将来の目標や強みを整理することで志望動機や理由が明確になり、面接時の自己PRなどにも活用できます。
自己分析後は、家族や先生に結果を共有することも重要です。家族からは志望校受験に対する理解を得られ、適切なサポートを受けられるでしょう。先生からは過去の経験や自分の現段階での学力と比較してのアドバイスが受けられます。
高校の情報を確認し、分析する
自己分析とともに、志望校の候補となる各高校の以下のような詳細情報のチェックもしっかり行っておきましょう。
・進学実績
・校風
・設備
・自宅からの距離 など
志望校を決めても、校風や雰囲気が自分と合っていないと入学後後悔してしまうかもしれません。事前に高校の情報をしっかりと入手、確認し自分に合う志望校選びにつなげましょう。
高校の種類

志望校となる高校は、大きく分けて以下の4種類があります。
・公立高校
・私立高校
・専門高校
・定時制・通信高校
後悔しない志望校選びのポイントとして、高校の種類を把握しておくことも重要です。それぞれの高校の種類別に特徴を解説します。
公立高校
公立高校とは、都道府県や市区町村といった地方自治体が運営する高校の総称です。義務教育で通う市立・町立小学校や中学校も公立に該当します。
公立高校は全体的に学費が安く、文部科学省の定めた方針に則ったカリキュラムで運営されているのが特徴です。学校ごとの特色は少ない傾向にありますが、学校によっては進学コースが設定されていたり、特定のスポーツでの実績が高い文武両道を目指す教育を行っていたりします。
私立高校
私立高校とは、学校法人が運営している高校です。学校によって独自の教育方針が定められています。学校ごとの特色が強く、独自のカリキュラムに則った教育を受けることができるのが特徴で、たとえ同じ偏差値の私立高校同士でもまったく異なる校風やコースを設けていることも珍しくありません。
公立高校よりも学費は高い傾向にありますが、学校内の設備や独自の教育方針などをしっかり整備した個性豊かな私立高校も豊富にあります。たとえば留学などの国際交流や、スポーツ特化型のアスリートコースなどを設けている私立学校も多く、将来の夢や目標に直結したカリキュラムを受けられる学校もあります。
専門高校
専門高校とは、特定の専門的な知識や技術を学べる学校です。具体的には以下のような専門高校があります。
・工業高校
・商業高校
・農業高校
・水産高校
・看護学校 など
工業高校は機械や工学、商業高校は簿記といったように、将来特定分野への就職や進学で役立つ知識や技術をを習得できるのが専門高校の強みです。特定の資格取得に力を入れている専門高校も多くあります。
すでに将来興味のある分野やなりたい職業の方向性が定まっている場合には、専門高校を選ぶことで将来への具体的なイメージを持ちながら高校生活を送ることができるでしょう。
定時制・通信制高校
定時制高校とは夜間に授業が行われている高校で、通信制高校とはインターネットを通じた自宅学習と通学を組み合わせたスタイルでの通学ができる高校です。いずれの高校も、全日制高校への進学が難しい場合の選択肢となります。
たとえば定時制高校を選ぶことで、昼間は働き夜は学校で勉強する、といったことも可能です。通信制高校は、何らかの理由で通学での学習が難しい場合も、自宅学習を通じて自分の好きな時間やペースで学ぶことができます。
文部科学省の調べによると、少子高齢化の影響で全日制高校は減少傾向にあるものの、 通信制高校は平成22年頃より増加傾向が続いています。多様な学び方を選ぶ高校生が増加している傾向にあると言えるでしょう。
志望校はいつまでに決める必要があるの?
一般的には、志望校は中学3年生の秋頃までには決めたほうが良いとされています。多くの中学生は部活動を引退した夏頃から本格的に高校受験勉強をスタートするためです。ただし志望校は早く決まっている方が受験勉強の目標設定もその分早くできるため、高校受験には有利となります。
なお興学社学園グループでは以下のように志望校を段階的に区分し、まず目標校を決めるように指導を行っています。
・中1〜中2夏頃では、憧れや数値目標として「目標校」を決める
・中2夏〜中3夏頃では、合格に向けて努力するターゲットとして「志望校」を決める
・中3秋~中3冬では、志望校と成績や学力を比較し、現実的に受験の選択肢となる「受験校」を決める
目標校から志望校を決めたあとでも、生徒本人の希望と学力や成績と比較し、必要に応じて修正をしながら最終的に受験する高校を決定しています。その際にも、行ける高校ではなく、生徒の希望する「行きたい高校」を尊重した志望校選びを行っています。
高校受験で志望校を決める際に重視するべきポイント

自己分析や高校の情報を収集したあとでも、多くの高校が選択肢となるため志望校選びに迷ってしまう方も多いかもしれません。高校受験において、志望校を決める際に重視したいポイントを順に解説します。
学力・進学実績
志望校を選ぶ際のポイントとしてまず重要なのが、学力や進学実績です。学力や進学実績は、以下の方法で確認できます。
志望校の学力レベルを知り、自分の成績と合っている志望校を選ぶようにしましょう。極端に志望校と自分の成績との間に差がある場合は、無理に挑戦するのではなく少しレベルを下げることも重要です。
進学実績を調べることで、自分が将来進みたい分野や進学先と志望校がマッチしているかどうかを把握できます。
なお、興学社学園では毎年10月に進学フェアを実施しています。100校を超える高校が参加し、公立高校や私立高校の先生、また高校に進学した興学社学園の卒業生から直接高校の情報を得る機会を用意しています。多くの学園生にとって志望校決定の場になっています。
立地や通学時間
高校の立地や通学時間も志望校選びの重要なポイントとなります。
高校は3年間通い続ける必要があるため、自宅から高校までの通学時間が長すぎたり、交通機関の利便性が悪かったりすると、通学そのものが大きなストレスとなってしまうことがあるためです。また、移動距離や時間が長い分、交通費も高くなり、家計への負担となることもあります。
自宅から高校までの交通機関や所要時間も調べ、無理なく通える範囲の志望校を選ぶようにしましょう。
また、高校の周辺環境や治安についても調べておきましょう。特に授業時間が長かったり、部活後で帰宅が遅くなったりしたあとでも、安心して通学できる高校であるかも重要です。
高校の校風・雰囲気
高校の雰囲気はそれぞれで異なります。
以下のような方法で高校の校風や雰囲気についても調べておきましょう。
・学校説明会
・オープンスクール
・文化祭
・在校生や卒業生の口コミサイトやSNS
・先輩から話を聞く
最近では制服が無く、私服の学校も存在します。またスポーツに力を入れている学校なのか、進学に力を入れているのかも高校によって異なります。自分が高校生活を送るうえで校風や雰囲気は大変重要な要素です。さまざまな方法やツールを使用し、しっかり校風についても把握し、自分に合った志望校選びにつなげましょう。
ただし、口コミサイトやSNSはあくまで投稿者個人の意見感想ですので、必ずしも自分もあてはまるとは限りません。複数のツールを使い、客観的な意見を取り入れるよう心がけましょう。
興学社学園グループで高校受験の対策をしてみませんか?
高校受験における志望校選びのポイントについて解説しました。志望校を設定することで、高校受験で目指すべき目標が分かり、受験にも有利となります。自分の学力や成績との比較はもちろん、校風や進学実績などもしっかりと調べて、後悔しない志望校選びにつなげましょう。
志望校選びや設定は、塾などのプロのサポートを受けるのもおすすめです。これから高校受験における塾通いを考えているときには、ぜひ「興学社学園グループ」をご検討ください。興学社グループでは「わかるまで、できるまで、教えます」というモットーのもと、講師陣が生徒一人ひとりに寄り添った指導を行っています。
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