2024.03.18

高校受験の勉強はいつから始めるべき?中1・中2・中3の学年別ロードマップ

高校受験の勉強は、いつから始めればよいのでしょうか。結論からいうと、理想は中学2年生の夏休みから、合格の可能性を最大化したいなら中学1年生からの準備がおすすめです。

この記事では、学年ごとにやるべきことを具体的に整理しながら、高校受験の全体スケジュールと内申点の仕組みまで徹底解説します。

 

【結論まとめ】高校受験の勉強開始時期と目安

 

開始時期

向いている人

主な目的

中学1年生〜

難関校・上位校を狙う/内申点が受験に影響する都道府県(埼玉・千葉など)の生徒

基礎固め・内申点の底上げ

中学2年生の夏休みから

志望校に余裕をもって合格したい/受験準備で周りより一歩リードしたい

志望校リサーチ・弱点補強

中学3年生の夏(部活引退後)から

多くの生徒が本格スタートする一般的なタイミング

入試対策・過去問演習

中学3年生の秋〜冬

志望校のレベルを調整しながら直前対策をする

集中演習・仕上げ

 

中1〜中3の学年別 やること一覧

■ 中学1年生:受験の土台をつくる時期

この時期に受験を意識しすぎる必要はありません。ただし、授業・定期テスト・生活態度の積み重ねが内申点に直結するため、軽視は禁物です。

中学1年生でやるべきこと

・毎日の授業をきちんと受け、当日中に復習する
・提出物を期限通りに出す(内申点に関わる)
・定期テスト(中間・期末)で平均点以上を目標にする
・長期休み(夏休み・冬休み)は習った範囲の復習に充てる
・苦手教科を早期に発見し、放置しない

内申点ポイント:埼玉県・千葉県では中1からの内申点が受験に使われます。東京都は中3のみ、神奈川県は中2・中3が対象です。自分の都道府県のルールを早めに確認しましょう。

 

■ 中学2年生:周りと差をつけるチャンス

中2は部活も本格化し、学習内容も難しくなります。一方で、ここで手を打てるかどうかが中3の余裕につながります。特に夏休みは受験準備の”黄金期間”です。

中学2年生(通年)でやるべきこと

・中1の苦手範囲を夏休みまでに整理・復習する
・定期テストの点数を意識して維持・向上させる
・各教科の基礎(英単語・計算・漢字)を継続して積み上げる

中学2年生の夏休み(特に重要)でやるべきこと

志望校のリサーチを開始する(公立・私立の特色、偏差値の目安、入試の傾向)
・中1・中2前半の内容を総復習する
・塾の夏期講習や模試を活用して自分の学力を客観的に把握する
・志望校のレベルに合わせた学習計画の草案をつくる

中2の夏に志望校リサーチと基礎の見直しを済ませておくと、中3の4月からスムーズに受験モードに入れます。

 

■ 中学3年生:入試本番に向けて逆算する時期

中3は「いつまでに何をやるか」を逆算して動くことが最重要です。月ごとの行動目標を持ちましょう。

時期

やること

4〜5月

志望校を仮決定・模試を受けて現在地を確認・中1〜中2の総復習スタート

6〜7月

定期テスト(内申点の最後のチャンス)・塾の夏期講習の準備

8月(夏休み)

夏期講習・弱点の集中克服・全範囲の基礎固め完了を目標に

9月〜10月

部活引退後に本格的な受験勉強へ移行・志望校を正式決定・過去問を開始

11月〜12月

過去問・模試の繰り返し・私立高校の対策・願書準備

1月〜2月

私立高校の入試(推薦:1月上旬〜、一般:1月下旬〜)・公立高校の対策継続

2月〜3月

公立高校の入試(推薦:1〜2月、一般:2〜3月)

 

高校入試のスケジュール早わかり

公立高校

入試区分

願書提出の目安

試験時期の目安

推薦入試

1月上旬〜中旬

1月下旬〜2月中旬

一般入試

1月下旬〜2月上旬

2月中旬〜3月中旬

 
※都道府県によって日程が異なります。志望校のある自治体のスケジュールを必ず確認してください。

私立高校

入試区分

試験時期の目安

推薦入試

1月上旬〜2月上旬

一般入試

1月下旬〜2月中旬

 
私立高校は冬休み明け直後から試験が始まる場合もあります。単願受験を検討する場合は、早めに対策を始めましょう。

 

内申点の仕組みと都道府県別の対象学年

高校受験では、当日の試験点数に加えて内申点(調査書点)が合否に影響します。特に推薦入試では内申点の比重が大きくなります。

内申点とは?

各教科の成績(5段階評定)をもとに算出される点数です。都道府県によって計算方法が異なり、たとえば東京都では実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の評定が2倍になります。

▶関連記事:【中学校の成績の付け方】通知表の評価を上げる効果的な方法もあわせて解説します

 

内申点に使われる学年(首都圏の例)

都道府県

内申点の対象学年

東京都

中学3年生のみ

神奈川県

中学2・3年生

千葉県

中学1・2・3年生

埼玉県・千葉県では中1の成績も評価に含まれます。これらの地域の生徒は、入学直後から内申点を意識した行動が必要です。

▶関連記事:【2026年最新】千葉県の公立高校入試の制度や特徴を解説します!

      【2026年最新】東京都の都立高校入試の制度や特徴を解説します!
      【2026年最新】神奈川県の公立高校入試の制度や特徴を解説します!

早めに始める受験勉強のポイント2つ

① 授業の復習を毎日の習慣にする

中3になると、入試対策と並行して中1・中2の範囲の復習が必要になります。早い段階で復習を済ませておけば、中3の負担を大幅に減らすことができます。1日15〜30分でも、その日の授業内容を振り返る習慣をつけましょう。

② 定期テストを本番と同じ緊張感で受ける

定期テストは「内申点に直結する実戦機会」です。入試問題は3年間の学習内容から出題されるため、各学期のテストでしっかり定着させることが、そのまま受験対策になります。テスト後の見直しも忘れずに。

 

まとめ:高校受験はいつから始めるべきか

最も多い開始時期:中3の夏(部活引退後)
理想の開始時期:中2の夏休み(志望校リサーチ+基礎固め)
合格の可能性を最大化したい場合:中1から(内申点対策+学習習慣の確立)
都道府県によっては中1の内申点も重要
(埼玉・千葉は特に注意)

「まだ早い」と思っているうちに、受験は近づいてきます。今の学年に合わせたアクションを、今日から始めてみましょう。

 

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監修者情報

興学社学園グループ

興学社学園グループ編集部

「プリンス進学院」「興学院」「東大ゼミナール」「個別指導Wings」を運営する興学社学園。公式コラムでは、各教室での指導実績に基づいた定期テスト対策や志望校選びのポイントなど、お子様の「生きる力」と「夢」を育むための情報を幅広くお届けしています。

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